2013-01-14

ミストラル / フレディ・ハバート

ミストラル(紙ジャケット仕様)ミストラル(紙ジャケット仕様)
フレディ・ハバード

EMIミュージック・ジャパン 2012-10-17
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先々月でしたか、三宮のHMVで購入したはず。
フレディ・ハバートのポップなやつ、フュージョン系なんかも聴かなくはないけれど・・・、これはどうなんやろう。

面子を見ると売れ線狙いのフュージョンものと判断できるが、ジョージ・ケイブルスが参加してたりするので、実はメインストリームなのかなと。
そんな期待は大ハズレ、音作りは当時流行ったソフト路線のフュージョンサウンド+メインストリームフレイバーが少々って、かなり微妙な感じ。
曲によってその塩梅が異なってくる。
率直に言って大いにがっかりな内容ではある。
まあ、フレディのホーン自体はクリアで素晴らしく文句のつけようはない。

最悪なのはアート・ペッパーが参加していること。
個人的には、バリバリ吹いてしまう晩年のアート・ペッパーってのは興味の対象外。
それでも、我らが天下のアート・ペッパーである。
なんで、こんなのに参加するかな?
憤りさえ覚えてしまう。
フュージョン系の音に重ねるペッパーのアルトなんて全くのミスマッチでしかありえない。

音は良いけどね、このディスク、それだけ。

Mr. B. / Chet Baker

Mr. B.Mr. B.
Chet Baker

Timeless Jazz Legacy 2011-05-26
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昨年3月にAmasonより入手していたものの、ずっと放置していた。
我が敬愛する同時代のChetであれば、憂鬱になりがちな雨模様の休日には相応しいかろう、とディスクを取り出しプレーヤーに。

オランダのTimelessレーベル盤。
1985年10月の録音と記されているが、ホントかな?
あちらでの復刻盤に関しては、けっこういい加減な記述が多く、一応Chetのディスコグラフィーを検索して照合してみると、どうやら May 25, 1983 というのが正解であるよう。

晩年のヨーロッパにおける数多ある録音の数々は玉石混淆、しかして本盤は玉の方でありますね。
身を削るようにして紡ぎ出される枯れた味わいの音色は、唯一無二の美世界、同時期のChetならでは。
ただただ、酔い痴れるのである。

2013-01-04

3000mに至らず 年初の北沢峠



昨年の歓喜に味をしめてというわけでもないが、年初は南アルプスを再訪。
会のメンバー併せて4人での道行。
1年前に比べ積雪量が多く、天候の優れぬ山行となった。


戸台川河川を辿り行く。

今回は公共の交通機関での戸台入りなので、出発時間が少々遅め。
この時期は当然のことながら林道バスは走っておりませんから、戸台川を辿って北沢峠のテント場までの長丁場を歩き往きます。

道中ずっと曇り空で寒々しく、鬱陶しい気分のまま歩を進める。


丹渓山荘跡


北沢峠の長衛荘

北沢峠に至る頃には降雪あり。
駒仙小屋前のテン場に幕営し、翌日の登頂に備える。
じっとしていると、歯の根も合わずガチガチ鳴らせ大きく体を震わせる、寒さで自然とそうなってしまう。
やはり、当地の環境は厳しい。



3日早朝、仙丈ヶ岳山頂を目指してこれより出立。
天候が優れず、テン場から望見できる小仙丈もガスの中。


大滝頭5合目

このあたりまでくると、北岳が視界に入るはずなれど、天候不良のため周囲の景観はボツ。

諸般の事情で私ともう一名はここまでで下山。
分けたパーティーの2名も天候不良のため、小仙丈ヶ岳手前で下山することに。
冴えぬ仕儀となった。


4日早朝


テン場にて

我々は下山日。
本日は快晴、この日登頂される方は幸運ですね。


復路の道のり、ずっと甲斐駒が見えてましたね。


幾度も振り返って、甲斐駒を仰ぎみる。


昼前に戸台口着。

好天に恵まれず、登頂はならずとも、昨年同様テン泊の荷物を担ぎ、戸台からのルートを歩み入り、同地で2晩過ごせたことで個人的には満足している。


塩尻駅から眺める穂高

塩尻市は市街から唯一穂高が眺めやれるんですと。
穂高もちょいとご無沙汰、今年は涸沢へも赴かんとね。

2012-12-24

2012年最終 またまた赤岳

先月末の赤岳で本年の高峰は終了のはずだった。
しかして、年末の連休があり、その気になれば何処かへ行けそうなので、会のメンバー二人と共に計画を練る。
で、当初は昨年末、叶わなかった西穂独標へ赴くこととしていたが、天候が厳しそうなので、急遽変更。
北アルプスと違ってやや内陸部の八ヶ岳なら少しはマシ?先月末、登ってきたばかりなれど、まあ良いか、ってなもんです。

例によって、高速バスで松本へ。
始発で茅野に移動、路線バスにて美濃戸口に。


今回は南沢を辿り赤岳鉱泉へ

今回同道したのは、会でも希少の20代のお兄ちゃんと強靭な40代アルパイン予備軍のメンバー。
本年はテント泊山行が少なく、トレーニングも不足気味の私めは、昨年同時期のように歩を進めることができず、彼らのペースに従っていると赤岳鉱泉に着いた時点でけっこう参ってしまった。
ヘタレやね。


赤岳鉱泉到着

今回はテント泊。
幕営してから、天気ももちそうなので、そのまま赤岳に向かう。

行者小屋に至り、時間的な余裕が微妙だったりし、前回同様文三郎ピストンの行程とする。
私はやはり遅れ気味。
先月に比べ、若干積雪量が多かったり。
文三郎コースの階段前後あたりは、雪質が柔らかでステップが形成されるほどではなく、一歩ずつ足元を固めるように登らねばならず、予想していた以上に時間を要することに。

あと少しで赤岳と阿弥陀岳の分岐ってところで、先行する二人が下りてきます。
キレットと赤岳山頂の分岐まで到達したものの、タイムアウトと判断して戻ってきた、とのこと。
なるほど、適切というか冷静な判断しよるなあ、などと思いつつ悪い冗談を、
「最悪、展望荘に泊まったらいいやん」
と嘯くが黙殺されてしまった。


この先でタイムアウトと判断


ここで撤退の図

赤岳鉱泉に戻り、小宴後早々に寝入る。
今回は、4人用テントに3人の構成。
3人だと定員不足で寒い思いをするかと予想するも、けっこう快適に過ごせましたね。


翌早朝の赤岳鉱泉

夜半降り続いたこともあり、積雪量は増した模様。
雪崩を警戒してというわけでもないが、モチベーションはイマイチ、再度のアタックって感じになれず、下山することに。


アイスキャンディーで遊ぶ人らを眺めつつ下山の途に

下山途上、美濃戸山荘にてアイゼンを外したのだが、美濃戸口まで凍結した路面に足を取られ滑りまくり。
美濃戸口手前で盛大に転んだ際、左太腿を強く打ち、その後2、3日痛みが残ったのだった。
やはり、赤岳は相性がヨロシクないのか・・・。

2012-11-24

プレ積雪期の赤岳へ

この度も、何とか時間を捻出できそうな気配。
幸せな積雪期の到来を前にして、さて、何処へ赴こうかしら。

まだ、ほとんど踏み入れていない奈良方面が魅力的、比良や伊吹、霊仙方面なんてのもよろしいか、などとあれこれ迷うことしきり。

で、何がきっかけだったか、予定日の前々日になって、急遽、脳裏に去来する様々な山域を押し退けて同山域への案が浮上する。

近くはないので、同地までの交通手段が果たして確保できるのかと、試しに検索してみると、あっさり可となった。
毎度のことながら、直前に抱きがちな躊躇する想いを除けば、決行を妨げる要因はなし。
そんな後ろ向きな邪念は断ち切り、今季早々、好天のもと、新雪をフミフミしてきましたよ。



前夜発のツアーバスで降ろされたのは松本インターを付近の駐車場で1:30頃。
徒歩でJR松本駅に移動するも、2時過ぎ早々の到着となる。
どちらかで、仮眠できぬものかと構内をウロチョロしてみると、駅の一角にプロの路上生活を過ごす方や酔っぱらいと共にシュラフに包まる完全冬山装備の方々がおりましたね。
シュラフ持ってくればよかったなあ、と悔やみつつ、側に座り込み目を閉じる。
寒さにいたたまれず、目を覚ました頃には1時間半が経過していた。
駅前のコンビニで行動食を購入し、松屋で朝食を済ませ、高尾行始発を待つ。

6時過ぎにはJR茅野駅到着、しばらくして到着したバスに乗換え美濃戸口に着いたのは7時過ぎ頃。


今年もまた、美濃戸口へやって来ました。
間違いなく、今年最後の高山行となりましょう。


美濃戸山荘手前あたりで、そろそろ見えてきました。


美濃戸山荘に至り被服調節がてら一休み。


今回は、前夜発日帰りを目論んでいるため、行者小屋へ直行すべく南沢のルートを往きます。


歩き始めると直ぐに日常では見えることがない風景に身を置く。
直ぐ様、心地良い気分に。


地を覆う白いものがチラホラしてます。


凍結箇所が多々あり。
登りではアイゼンをつけるほどではないなあ、としつつもやはり歩き難くはある。


南沢ルート中盤からは雪に覆われてしまうものの、つけられたトレースは明確。


そろそろ山の連なりが見えてくる。
行者小屋までは、あと一息。


行者小屋に到着。
おおっ、麗しい。

登るか否かは、行者小屋到着時の判断としていたものの、見上げてしまうともういけません。
まあ、時間的には余裕あり、雪山の基本装備は担ぎ上げているので問題なし。
何よりも天候が申し分ない状況なので、そそくさと支度をば。

アウターを羽織り、ピッケルを取り出して、アイゼンを装着。
アリートグラブと予備のオーバミトンを持参しているものの、寒さはそこそこと判断、オーバミトンのインナーに使用しているBDの手袋のみとした。
ゴーグルやなくサングラスでOKやろう、バラクラバもいらんね。


当初予定していた地蔵尾根からではなく、無理のないよう文三郎ピストンすることとした。


文三郎尾根のコースを登り往きます。


しばらく登り行けば、行者小屋を見下ろすことに。


あの難儀な階段も雪に埋もれて。


阿弥陀岳がくっきりと眺めやれる。
なんとも麗しい。
しばし見惚れてしまう。


視線を転じれば、ごっつい迫力で赤岳山頂部が迫りくる。
うーん、あんな所まで登れるのかい。


その先には、横岳の稜線が剣呑かつ麗しく連なる。




赤岳と中岳・阿弥陀岳の分岐に到達。


そうこうする内に、あんなところからガスが漂ってきて、眺望が少しずつおじゃんになってくる。


こんな時期でもけっこうな人が登ってきますなあ。


小休止の後、更にあちらへ登り往きます。


キレット、権現岳方面はガスに覆われ、眺望はわや。あらら〜。


やっとこさ赤岳山頂とキレットの分岐に至る。あと一息。


赤岳山頂着。
ガスにまかれて眺望はアウト。やはり、登頂者はさほど多くない。
赤岳山頂に至る手前まではそんな気配もなかったはずなれど、山頂ではガスが立ち込め、昨夏に続き眺望はアウト。
硫黄岳や3度赴いた天狗岳ではいずれも晴天でしたなあ。
どうも、赤岳とは相性がよろしくないのかも。


赤岳山頂にて。

頂上で写真撮ったり、ウロチョロしてるうちに心持ち冷え込んできたような感じ。
あまりゆっくりもしてられんね、下山を急がねば。


行者小屋に戻って、軽雪山モードに再調整。


下山してしばらくすると、山頂あたりのガスもとれてきまして・・・、ハァ~。

美濃戸口へ往路を辿ってお終い。

こちらの山域は既にそれなりの積雪量、普通に雪山だったりし、今季、早々に雪山登山を満喫することと相成った。

文三郎からだと、頂上手前あたりが少しばかり難所であることは昨夏の山行で知悉するところであり、雪がついていると少々厄介かな、としていたが登下山時とも、手間取ることはなし。
まあ、一歩踏み外してしまうと限りなくアウトって領域にハマるわけだが。

前夜発とはいえ、そこそこ齢を重ねた身にとって、関西から日帰りというのはとても慌ただしく、しんどいものであった。
それでも、独力でプレ積雪期の赤岳登山を完遂できたことの満足度は大きい。
面白かった。

2012-11-14

谷川岳に逝ける人びと / 安川 茂雄 著 遠藤 甲太 編

谷川岳に逝ける人びと (平凡社ライブラリー (525))谷川岳に逝ける人びと (平凡社ライブラリー (525))
安川 茂雄 遠藤 甲太

平凡社 2005-01
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これまで、大きな書店に赴く度、チェックするも見出すことができずにいた。
Amazonならと検索してみると、中古本でなら入手できるよう。
なるほど、既に絶版なのかい。

先日、某書店の平凡社ライブラリーの並ぶ棚に発見、即、購入。

今月は山関係で何やかや散財気味だったりすることもあり、本一冊とはいえ、吟味が必要なはず。
でもまあ、せっかく手に取ることができた同書を外すわけにはいきませんわね。

入手の動機は、佐瀬稔著「喪われた岩壁―第2次RCCの青春群像」の副読本的な意味合いってこと。
同書の著者 安川 茂雄 にも多くのページが割かれていましたからね。
読む時間が取れず、まだ、冒頭の章に目を通すのみなるも、どっと引きこまれてしまって、どうもいけません。
今週も寝不足な日々が続くかと思うと、ちょっとしんどい。