福井県ならばそう遠くないし、関西から公共交通機関利用でも日帰りできそう。
深田百名山へのこだわりはないものの、雪山山行の事前踏査の意味でも一度赴いておくかと。
勝原登山口
途上の武奈の木立はそれなり麗しくはあるものの・・・。
シャクナゲ平
荒島岳山頂
それにしても、これくらいの標高だと、夏の暑さは六甲登っているのと変わりなし。
先週の六甲歩荷に続いて、暑さバテでウンザリ。
急な上りがやたら続くのにもウンザリ。
ちょいと頑張ってやっては来たものの、そんなこんなで面白みを見出すことができない山行となった。
深田百名山というのも色々あるものだなあ、と考えさせられる。
まあ、気を取り直し、きっと雪がある時期は面白いんやろうなあと。
2013-07-28
7.28 荒島岳 冴えない山行
2013-07-20
ボブ・ディランのディスクを3枚入手
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この盤、お値段が凄すぎて、なんと3枚組みで¥1000以下。
それでも、かなりの部分が手持ちのディスクと重複するので、購入する価値があるのか収録されている曲を眺めつつ思案する。
アレがセレクトされてないけど、こんなのは入ってる・・・ってやりつつ、とある1曲が目にとまる。
おおっ、Watching The River Flowが入っているではないか。
この曲を収録する手持ちの2枚組みベスト盤CD(Bob Dylan's Greatest Hits Vol.2)はかなり古い。
当然、リマスターされているものと、この1曲で購入決定。
そういえば、ジョー・コッカーがこの曲をカバーしてた盤もあったはず。
あれも引っ張りだしてみよう。
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もろリアルタイムで愛聴していた一枚。
曲想は当時の音作りが極度に反映されたものでとてもDylanらしくない。
しかして、声と歌い方はそのまま、Dylan臭がプンプン。
大阪城ホールで初Dylanとなったトム・ペティ&ハートブレイカーズを率いての来日公演はこの頃だったか。
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2013-07-14
2013.7.13〜14 涸沢までで断念
GWに引き続き、夏山初めも穂高の稜線を歩こうと、二泊三日の予定で涸沢まで足を運んだものの・・・。
新島々駅からのバス便に乗車して直ぐ降り始めてましたから、窓を叩くような雨脚を眺め心境はいささか複雑。
上高地に着いた時点でも状況は変わらず、降ってます。
穂高は見えてませんし、上高地出立時点で即、雨中行軍に。
横尾に至るまでも降ったりやんだりの繰り返し。
行こか行くまいか、横尾にてしばし思案。
とはいえ、ここまで来れば先に歩を進めます。
本谷橋
ほんの2ヶ月前、橋は架かっていず、この沢は雪の下でした。
キヌガサソウ
エンレイソウ
涸沢ヒュッテが見えてくるあたりから残雪のエリアに。
雪は泥混じりでバッチイ、転んだりすると衣服は汚れてしまいそう。
昼過ぎに涸沢に到着。
見渡す限り、まだまだ夏山以前って雰囲気。
涸沢ヒュッテのところから回りこんでテン場へ向かいます。
やはりテントは少なめ。
稜線上はガスが立ち込め、相変わらず降ったりやんだり。
風も吹きつけてきましたから、上のテン場まで行くのはやめて涸沢にて様子見とする。
テントは雪上に張るよりなし。
まだまだ防寒の備えは要。
何故か大天井方面の稜線はクッキリ見やれます。
夜半、断続的な雨に加えて風の威勢も増すばかり、明けて14日も天候は変わらず。
涸沢から観測する限り、ザイテングラートは雪がとれています。
涸沢ヒュッテ横からのパノラマルートは7/14時点でも通行不可、白出のコルへは涸沢小屋からザイテングラートへ取り付く登路のみ。
涸沢小屋横からの北穂への登路は残雪の中に。
しかして、稜線上の雪はとれているそう。
あそこの吊尾根のところを歩きたかったのだが・・・。
吊尾根は、両日を通して、幾度か垣間見れたのみ。
雨は相変わらず断続的に降りつのり稜線にガスが立ち込める状況は変わらず。
無理して登っても眺望がなければ面白味は半減やろうし、また近いうちに再訪ってことで涸沢より先の行動は断念、はたまた大降りにならぬ内に退散とする。
屏風岩のあたりまで下れば、後は平坦な道行。
ゴゼンタチバナ
徳澤では、やはりこれをば。
和む情景にしばし佇む。
上高地に戻ってみると、打って変わって大層な賑わい。
かような構図で焼岳を眺める度、深田久弥の著作に「せめて焼岳へでも登れば彼等の上高地遊覧に大きな収穫が加わるだろう。」とあったのが思い出される。
そういえば、梅雨時に計画した前夜発日帰り焼岳山行は不発に終わったのだった。
カッパが大活躍の冴えない山行となった。
それでも、雨にそぼ濡れる苔や樹林、花々は瑞々しさに溢れ、雨中にも美しく映える、そんな非日常な道行が新鮮に感じられたりで、それなり楽しめましたけどね。
2013-07-07
穂高を愛して二十年 / 小山 義治
北穂高小屋を建てた小山義治氏が自身の半生を綴った著書。
内容は北穂高小屋の建設のみならず、著者が愛した山や登攀、絵画、音楽への想い、自らも関わる数多の遭難救助のエピソード、加えて岳人として成し得た記録的な山行など様々。
とりわけ、戦後間もない物資不足の時期にもかかわらず、北穂高岳山頂に山小屋を建てようと、横尾で木を伐採・製材し、必要な資材を含め全てを北穂の山頂まで歩荷して建設したという、凄まじく過酷な経緯が詳しい。
初出版時のあとがきに相当する「いま思うこと」、中公文庫にて出版する折に(1982年)追加された「再びいま思うこと」は、著者の山登り観を吐露しているかのようで、より興味深く拝読した次第。
全編を通じ、著者の独善的な言動に首をかしげてしまうこともあるものの、古き良き(?)時代の山ヤさん気質が伺え、総じて山岳関連書籍の好著との印象をもって読了した。
同書は先年BookOffにて入手したもの。現在、中公文庫の目録にもなく、絶版になっている模様。
北穂高小屋といえば、3年前の秋、槍に登ってそのまま大キレットを歩いた折、小屋のテラスで休憩させてもらったんでした。
2010年9月19日 北穂高小屋テラスから
その日歩いたルートの先に位置する槍ヶ岳の絶景、あのテラスからの眺めは最高やったなあ。