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2015-01-12

北八 天狗岳

年初の連休は、ホテル千畳敷泊で木曽駒に登るという少しばかりお気楽な山行を計画してましたが、千畳敷ロープウェイが運休でおじゃんに。急遽の代替え山行は北八の天狗岳となった。
私、冬期の天狗は3度目になりまして、一度は黒百合ヒュッテに泊まってみたいとは思いつつ、混んでるのは堪忍。なので、今回もテン泊です。


10日は晴れ間も見えていたけれど…。

この夜、黒百合ヒュッテの入り口にある温度計は-10°の表示、以前の山行では-20°を超えていたから、これは幸い。テン泊でもシュラフに潜りこんでいればけっこう暖かく過ごせたのである。



11日は早朝から天候が優れず、
暗い内に出発して下りてきた人から、稜線では風が強いと聞き、行こか行こまいかしばし思案、…初天狗岳のメンバーが2名、ここまでとするのはちょいと気の毒。様子をみながら行けるところまでということで、準備をして出発する。

風がけっこう吹きつけるものの、視界不良というほどでもなく、これならいけると判断、東天狗岳山頂へ。


東天狗岳山頂にて。


でもまあこんなんなんで、西天狗はやめておきます。

天候が優れぬ中、何とか東天狗には登頂できたけれど、山頂からの眺望がお預けとなったのは残念無念、またの機会に。

2014-11-23

11月後半の赤岳

22、23日で八ヶ岳へ赴き、赤岳に登ってきました。
年初に続き赤岳は本年2回目。


初日は赤岳鉱泉まで。
当初、硫黄岳へ登ることも考えてましたが、時間的に中途半端。
テントを張ってしまうと、とてもその気になれず、小屋にて懇親会というかプチ飲み会を。


23日 赤岳山頂



実は2年前の同時期のような雪を期待して計画した山行でした。
(プレ)積雪期の赤岳へ

しかして、一度冠雪したもののその後幾日か晴れの日が続き、雪は溶けてしまったよう。

天候には恵まれ、眺望もバッチリやったし。
案外スラっと登れてしまい、それなり面白かったから良しとしませう。

山行記録はこちらに。
赤岳

2014-01-05

メインは横岳 硫黄岳〜赤岳縦走

年末の西穂に飽きたらず、年初は南八ヶ岳、硫黄岳〜赤岳の縦走を。
今回の主目的は、横岳を通過すること。

元旦の夕刻に大阪発、JR茅野駅着は遅め、タクシーにて美濃戸口まで。
美濃戸口の八ヶ岳山荘にて泊、仮眠室ですけどね。

2日早朝より美濃戸口を出発。


初日は赤岳鉱泉まで、こちらで幕営をば。

3日早朝に赤岳鉱泉を出立、先ずは硫黄岳へ。
天候は良好のよう。


赤岩ノ頭手前で稜線に達すると、かような景観が。
御嶽山、乗鞍、北アルプスの連なりが一望、思わず「凄い」と嘆声をもらしてしまう。


爆裂火口 硫黄岳山頂より


横岳へ向かう手前に至り、富士のお山が視界に入る。


横岳
硫黄岳でなく赤岳でもなく、今回の目的は冬季横岳を通過すること。


横岳山頂(奥ノ院)にて。


横岳山頂より、登路を顧みる。
硫黄岳、北八の天狗岳、北横岳、蓼科山、その先には北アルプスの連なりが。


山頂に至ったとはいえ、地蔵ノ頭あたりに至るまでは気を抜くわけにはいかず。


地蔵ノ頭に到達。
後は、赤岳山頂をば。

その前に、赤岳展望荘に立ち寄り、昼食とした。
私はお蕎麦をいただきましたが、これがけっこうな量で・・・。
山に入ると小食になりがちだったりし、いつになく満腹感が増、後々まで引きずることに。


赤岳山頂


キレットに連なる権現岳、その向こうが南アルプス。


赤岳山頂にて、本日のルートを顧みる。

終わってみれば、強風と寒さに辟易しっぱなしの道行きやったなあと。
面白かったけどね。


山行記録をヤマレコにアップしてます。
硫黄岳~横岳~赤岳 冬季南八ヶ岳縦走

2012-12-24

2012年最終 またまた赤岳

先月末の赤岳で本年の高峰は終了のはずだった。
しかして、年末の連休があり、その気になれば何処かへ行けそうなので、会のメンバー二人と共に計画を練る。
で、当初は昨年末、叶わなかった西穂独標へ赴くこととしていたが、天候が厳しそうなので、急遽変更。
北アルプスと違ってやや内陸部の八ヶ岳なら少しはマシ?先月末、登ってきたばかりなれど、まあ良いか、ってなもんです。

例によって、高速バスで松本へ。
始発で茅野に移動、路線バスにて美濃戸口に。


今回は南沢を辿り赤岳鉱泉へ

今回同道したのは、会でも希少の20代のお兄ちゃんと強靭な40代アルパイン予備軍のメンバー。
本年はテント泊山行が少なく、トレーニングも不足気味の私めは、昨年同時期のように歩を進めることができず、彼らのペースに従っていると赤岳鉱泉に着いた時点でけっこう参ってしまった。
ヘタレやね。


赤岳鉱泉到着

今回はテント泊。
幕営してから、天気ももちそうなので、そのまま赤岳に向かう。

行者小屋に至り、時間的な余裕が微妙だったりし、前回同様文三郎ピストンの行程とする。
私はやはり遅れ気味。
先月に比べ、若干積雪量が多かったり。
文三郎コースの階段前後あたりは、雪質が柔らかでステップが形成されるほどではなく、一歩ずつ足元を固めるように登らねばならず、予想していた以上に時間を要することに。

あと少しで赤岳と阿弥陀岳の分岐ってところで、先行する二人が下りてきます。
キレットと赤岳山頂の分岐まで到達したものの、タイムアウトと判断して戻ってきた、とのこと。
なるほど、適切というか冷静な判断しよるなあ、などと思いつつ悪い冗談を、
「最悪、展望荘に泊まったらいいやん」
と嘯くが黙殺されてしまった。


この先でタイムアウトと判断


ここで撤退の図

赤岳鉱泉に戻り、小宴後早々に寝入る。
今回は、4人用テントに3人の構成。
3人だと定員不足で寒い思いをするかと予想するも、けっこう快適に過ごせましたね。


翌早朝の赤岳鉱泉

夜半降り続いたこともあり、積雪量は増した模様。
雪崩を警戒してというわけでもないが、モチベーションはイマイチ、再度のアタックって感じになれず、下山することに。


アイスキャンディーで遊ぶ人らを眺めつつ下山の途に

下山途上、美濃戸山荘にてアイゼンを外したのだが、美濃戸口まで凍結した路面に足を取られ滑りまくり。
美濃戸口手前で盛大に転んだ際、左太腿を強く打ち、その後2、3日痛みが残ったのだった。
やはり、赤岳は相性がヨロシクないのか・・・。

2012-11-24

プレ積雪期の赤岳へ

この度も、何とか時間を捻出できそうな気配。
幸せな積雪期の到来を前にして、さて、何処へ赴こうかしら。

まだ、ほとんど踏み入れていない奈良方面が魅力的、比良や伊吹、霊仙方面なんてのもよろしいか、などとあれこれ迷うことしきり。

で、何がきっかけだったか、予定日の前々日になって、急遽、脳裏に去来する様々な山域を押し退けて同山域への案が浮上する。

近くはないので、同地までの交通手段が果たして確保できるのかと、試しに検索してみると、あっさり可となった。
毎度のことながら、直前に抱きがちな躊躇する想いを除けば、決行を妨げる要因はなし。
そんな後ろ向きな邪念は断ち切り、今季早々、好天のもと、新雪をフミフミしてきましたよ。



前夜発のツアーバスで降ろされたのは松本インターを付近の駐車場で1:30頃。
徒歩でJR松本駅に移動するも、2時過ぎ早々の到着となる。
どちらかで、仮眠できぬものかと構内をウロチョロしてみると、駅の一角にプロの路上生活を過ごす方や酔っぱらいと共にシュラフに包まる完全冬山装備の方々がおりましたね。
シュラフ持ってくればよかったなあ、と悔やみつつ、側に座り込み目を閉じる。
寒さにいたたまれず、目を覚ました頃には1時間半が経過していた。
駅前のコンビニで行動食を購入し、松屋で朝食を済ませ、高尾行始発を待つ。

6時過ぎにはJR茅野駅到着、しばらくして到着したバスに乗換え美濃戸口に着いたのは7時過ぎ頃。


今年もまた、美濃戸口へやって来ました。
間違いなく、今年最後の高山行となりましょう。


美濃戸山荘手前あたりで、そろそろ見えてきました。


美濃戸山荘に至り被服調節がてら一休み。


今回は、前夜発日帰りを目論んでいるため、行者小屋へ直行すべく南沢のルートを往きます。


歩き始めると直ぐに日常では見えることがない風景に身を置く。
直ぐ様、心地良い気分に。


地を覆う白いものがチラホラしてます。


凍結箇所が多々あり。
登りではアイゼンをつけるほどではないなあ、としつつもやはり歩き難くはある。


南沢ルート中盤からは雪に覆われてしまうものの、つけられたトレースは明確。


そろそろ山の連なりが見えてくる。
行者小屋までは、あと一息。


行者小屋に到着。
おおっ、麗しい。

登るか否かは、行者小屋到着時の判断としていたものの、見上げてしまうともういけません。
まあ、時間的には余裕あり、雪山の基本装備は担ぎ上げているので問題なし。
何よりも天候が申し分ない状況なので、そそくさと支度をば。

アウターを羽織り、ピッケルを取り出して、アイゼンを装着。
アリートグラブと予備のオーバミトンを持参しているものの、寒さはそこそこと判断、オーバミトンのインナーに使用しているBDの手袋のみとした。
ゴーグルやなくサングラスでOKやろう、バラクラバもいらんね。


当初予定していた地蔵尾根からではなく、無理のないよう文三郎ピストンすることとした。


文三郎尾根のコースを登り往きます。


しばらく登り行けば、行者小屋を見下ろすことに。


あの難儀な階段も雪に埋もれて。


阿弥陀岳がくっきりと眺めやれる。
なんとも麗しい。
しばし見惚れてしまう。


視線を転じれば、ごっつい迫力で赤岳山頂部が迫りくる。
うーん、あんな所まで登れるのかい。


その先には、横岳の稜線が剣呑かつ麗しく連なる。




赤岳と中岳・阿弥陀岳の分岐に到達。


そうこうする内に、あんなところからガスが漂ってきて、眺望が少しずつおじゃんになってくる。


こんな時期でもけっこうな人が登ってきますなあ。


小休止の後、更にあちらへ登り往きます。


キレット、権現岳方面はガスに覆われ、眺望はわや。あらら〜。


やっとこさ赤岳山頂とキレットの分岐に至る。あと一息。


赤岳山頂着。
ガスにまかれて眺望はアウト。やはり、登頂者はさほど多くない。
赤岳山頂に至る手前まではそんな気配もなかったはずなれど、山頂ではガスが立ち込め、昨夏に続き眺望はアウト。
硫黄岳や3度赴いた天狗岳ではいずれも晴天でしたなあ。
どうも、赤岳とは相性がよろしくないのかも。


赤岳山頂にて。

頂上で写真撮ったり、ウロチョロしてるうちに心持ち冷え込んできたような感じ。
あまりゆっくりもしてられんね、下山を急がねば。


行者小屋に戻って、軽雪山モードに再調整。


下山してしばらくすると、山頂あたりのガスもとれてきまして・・・、ハァ~。

美濃戸口へ往路を辿ってお終い。

こちらの山域は既にそれなりの積雪量、普通に雪山だったりし、今季、早々に雪山登山を満喫することと相成った。

文三郎からだと、頂上手前あたりが少しばかり難所であることは昨夏の山行で知悉するところであり、雪がついていると少々厄介かな、としていたが登下山時とも、手間取ることはなし。
まあ、一歩踏み外してしまうと限りなくアウトって領域にハマるわけだが。

前夜発とはいえ、そこそこ齢を重ねた身にとって、関西から日帰りというのはとても慌ただしく、しんどいものであった。
それでも、独力でプレ積雪期の赤岳登山を完遂できたことの満足度は大きい。
面白かった。