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2015-12-20

8月13〜15日 涸沢山行

本日は来週に予定している山行のため、先週に引き続き地獄谷界隈でアイゼントレを。

長く更新していませんものの、山にはそれなり赴いておりました。

以前より涸沢はエエよ〜って吹き込み続けた会友がやっとその気になり、盆は涸沢へのサポート山行でした。

しかして・・・、


天候の回復を期待しつつの上高地ではカッパ着用、ザックカバー装着でのスタート。
その後も降ったり止んだり。


初日はガスまみれの涸沢でしたが、先ずは宴会となります。


14日もイマイチな天候・・・。

下山メンバー2名を見送り、朝から天候の回復を望めそうになく、はてさてどうしたものかと思案するばかりでしたが、初涸沢のサポート対象のS我さんより、「せっかく、ここまで来たので登りたい」との一言で迷いは霧消、少し遅い出発ながらも北穂を目指すことに。


とはいえ、登りの途上も降ったり止んだり。
それでも、S我さんは頑張りまして北穂山頂に到達。
槍も穂高の全景もガスの中・・・(T ^ T)、それでも本人は満足されてたみたいなんで良かった。


下山するごと天気は回復基調に。


常念や蝶が眺めやれました。


下山日にしてこの快晴・・・、ああ無情。
この時は山の神様を恨んでしまった。



翌月のシルバーウィークに、S我さんは独自に燕から常念の山行を完遂。
その話を聞いた時はホント嬉しく思ったもんです。

山行記録はこちらに。
サポート山行で涸沢から北穂へ

2015-06-14

針ノ木峠を起点に蓮華岳、針ノ木岳、スバリ岳

夏山シーズン前を前にして、針ノ木峠でテン泊してきました。

12本爪アイゼンで針ノ木雪渓をひたすら登り、針ノ木峠へ。
まだ小屋開けしていない針ノ木小屋の前にテントを張って、13日は蓮華岳をピストン。
翌14日は針ノ木岳からスバリ岳までで、針ノ木峠へ戻り、昨日登ってきた雪渓を下る。


針ノ木峠
あんなとこを登ってきたんです。


向こうのピークが蓮華岳


針ノ木岳 スバリ岳から


真ん中の手前あたりがスバリ岳 針ノ木岳から

前日はひいひい言いながら登った針ノ木雪渓も下山は凡そ1時間、針ノ木峠より約2時間で扇沢に下山完了。
梅雨の合間の好天に恵まれたのが何よりでした。

山行記録はこちらに。
針ノ木峠から蓮華岳、針ノ木岳、スバリ岳

2015-05-04

奥明神沢から前穂高岳へ

今期の春山は岳沢をベースに、この時期ならではの山頂まで雪が繋がった沢のルートを辿り、穂高の二峰を登ってしまおうと目論んだのでしたが…。


吊尾根から連なる前穂高岳を眺めながら、今年も春の上高地に歩を進める。


岳沢小屋への途上、西穂高沢を確認しつつ。


小屋に到着後、テントを張ってしまえば後はこれ。
奥明神沢は下見に赴くまでもなく、取付きは小屋から一目瞭然。


3日早朝の奥明神沢。


前穂ダイレクトルンゼ手前あたり。


明神岳を見下ろしてますから、そろそろ3000mを越えているはず。


前穂高岳山頂。


眼前には奥穂高岳が。


手前から霞沢岳、焼岳、乗鞍岳とその先に御嶽山。

山行記録はこちらに。
奥明神沢から前穂高岳へ

2014-09-22

今年は4人で 奥穂〜西穂

会友からリクエストがありまして、昨年単独で行った奥穂〜西穂の山行を再び。
12日の夜から出立し、13〜14日の日程で上高地から涸沢、奥穂高岳を経由して、西穂山荘まで歩いてきました。
今回は4人パーティーの編成でした。


早朝の上高地。
残雪の槍ヶ岳に登った5月GW以来です。


13日は上高地より9時間ほどかかって穂高岳山荘まで。
穂高岳山荘は三連休初日から激混みでした。
もうホント身の置き場もなくて、右往左往してました。
布団は二人で1枚、夕食は7回転だったそう。


14日は5時過ぎに出立、先ずは奥穂高岳まで。
こんな景観を目にするにつけ、山登りはやめられんなあと。


奥穂の山頂を踏むのは、残雪期も併せて5回目だったか。
山頂の祠が新調されてます。

ルートの初っ端、馬ノ背のところでまさかの渋滞。
リッジを跨いでジリジリとしか進めない輩を目にするにつけ、辟易する。


45分ほどの待ちの後、馬ノ背を抜ける。


ジャンダルムは直ぐ。


ジャンダルムのてっぺんにて。
今回はアプローチ・シューズで歩いてみました。

山行記録はこちらに。
奥穂〜西穂 今年は4人パーティーで

2014-08-03

念願の薬師岳

8月初旬の土日で薬師岳へ行ってきました。



昨年赴くことができなかった薬師岳、盆に龍王岳の方からと計画していて、あれこれ調べてたところ、有峰口駅11:50発で13時前に折立着のバスがあることに気付く。
始発のサンダーバードで富山入り、地鉄に乗り継いで有峰口駅まで行けば、その日の内に薬師峠のテン場に到達できそう。
交通費はお高くつくものの、土日で薬師岳をやってしまえる。

大阪駅7:09発のサンダーバードで富山着が10:22、 地鉄は富山駅発10:54発で有峰口駅11:36着です。
折立行のバスは路線バスなので予約は不要。
有峰口11:50発で12:45に折立着、ほぼ時間通りでした。


富山地方鉄道 有峰口駅
無人駅です。
駅舎に入ってみますと、瞬時、過ぎゆく時間の単位が違うのかとの錯覚に。
日々阪神間を行き交いあくせくしている身としては、その何とも趣のある風情に感嘆、何故か嬉しくなってしまいます。

折立行のバスは駅前に停まっておりました。
乗車したのは私を含めて8名で、何れも登山者のよう。

ほぼ時間通りに折立着、水を汲んだりしばし休憩して、13時過ぎに行動を開始する。

登山届を提出するポストはありません。
計画書は小屋に提出して下さい、とのことでした。

登り往くごと次第に雲に覆われて、雷鳴を遠くに聞きながらの道行き。
その内、ボツボツと降ってきますも、カッパを取り出すことなくやり過ごす。

16時半に太郎平小屋へ到着、計画書を提出してそのまま薬師峠のテン場へ。


太郎平の木道を進み、薬師峠のテン場へ

テン場に着いたのは17時前、管理棟でテン泊の手続きをしてビールを購入、速攻でテントを張り一息つく。
しばらくすると、本格的に降り始めてきました。

管理棟の太郎平小屋のスタッフの方によれば、
ここのところ、朝は晴れ間があるも、夕方からはほぼ雨模様、
とのことでした。

また、ここまでの道中、テン場周辺とも、昨年同時期に比べて花の少ないこと。
テン場周辺なんて、ほぼ目につくことなくがっかり。

翌日は、周囲が白んできた4時半にテン場を出立。


薬師平
お花畑に遠目の槍。
こんな風に見るにつけ、槍はつくづく眺める山やなあと思います。
ここまでくるとチングルマやハクサンイチゲなどなど、あれこれ咲き揃っていました。


しばらく往くと、薬師岳の全貌が窺えます。


黒部五郎岳と北ノ俣岳



薬師岳山荘

山荘を過ぎ最後の登りにさしかかる頃より、ガスが立ちこめてあっという間に真っ白け。


それでも、ケルンの辺りを過ぎ山頂への稜線を歩む頃にはガスもとれてきて。


薬師岳山頂です。
先ずは薬師如来に合掌。

記念写真をば。

先だって「黒部の山賊」を読了したところでもあり、ガスの合間に垣間見る黒部の山々は幽玄さが加味され、読後抱いた不可思議さを助長するようで如何にも似つかわしい感じ。


金作谷カールの迫力に感嘆!
やはり遠目でも劔は目を引きます。
ああ、あちらの方から歩いて来たかったわ。


下山途上、見下ろしますと太郎平小屋までハッキリと視認できます。
高曇りなんで、眺望は良好。
富山市街から富山湾、乗鞍や雲海から突き出る白山なんかも。


ハクサンイチゲ


チングルマ

テン場に戻ったのは8時前。
撤収を完了し、薬師峠を出立したのが9時前で、折立着は11時過ぎ。
当初、地図に記されたコースタイムによれば、かつかつの行程になるものと予想していたが、歩き通してみると余裕で折立に戻ることができました。

12時まで待って、富山駅行バスに乗車してお終い。

山行記録はこちらに。
薬師岳

2014-05-06

春の槍ヶ岳



GW後半の5/4、5で残雪期の槍ヶ岳に登ってきました。


今年も上高地にやって来ることができました。


小梨平キャンプ場
私の初テント泊はこちらでした。


横尾
今回は吊橋を渡らずそのまま槍方向へ。


ババ平を経て、槍沢の広大な雪原を歩み行きます。


槍が見えてきましたが、まだまだ遠い。


槍ヶ岳山荘手前の斜面から。


槍ヶ岳山荘に到着。
もう、クタクタ。
それでも、明日は悪天の予報なので、しばし休憩の後、山頂を目指します。


from 槍ヶ岳山頂


昨年のGWはあちらの奥穂山頂に立っておりましたね。
ガスまみれで眺望はなかったんですけど。

槍の方までなら体力勝負なんですが、雪の付いた槍ヶ岳への登頂については、無雪期とは大きく異なり簡単ではない、との印象を持ちました。
岩場でのアイゼンによる登下降はもちろんのこと、ピッケルを雪面に突き刺して確保しながらアイゼンを雪面に蹴り込み登下降することに慣れていなければ相当に危うい感じがします。


5日早朝の槍ヶ岳はこんなんでした。
昨日登っといてヨカッタ。

山行記録はこちらに。
春の槍ヶ岳