資本主義の終焉と歴史の危機 / 水野 和夫

資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書) 水野 和夫 集英社 2014-03-14 売り上げランキング : 288 Amazonで詳しく見る by G-Tools

マイナスなイメージを喚起するかのような物々しいタイトルに一般ウケしないのではと、奥付を確認、本年3月に発売で既にけっこう版を重ねている。

以前に読んだ同著者の著作では、新興国や発展途上国国民の生活水準が上がる過程を支援していくことで、日ノ本の国も現状を維持できる、との仕組みが語られておりましたが、そんな段階は瞬時に過ぎ去ったよう。
この終焉に関して、様々な分析が提示された上でその論旨が明確に導き出され、深く納得する次第。

私ら市井の臣は流されゆくのみか。

ウォーム・ウッズ と フィル・トークス・ウィズ・クイル

ウォーム・ウッズ フィル・ウッズ ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル 2014-09-24 売り上げランキング : 27911 Amazonで詳しく見る by G-Tools

フィル・トークス・ウィズ・クイル フィル・ウッズ=ジーン・クイル ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル 2014-09-24 売り上げランキング : 70067 Amazonで詳しく見る by G-Tools

フィル・ウッズもの2枚が目についたので、一緒にポチっとしときました。
どちらも内容は極上なんですわ。

ウォーム・サウンド / ジョニー・コールズ

ウォーム・サウンド+2 ジョニー・コールズ・カルテット ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル 2014-09-24 売り上げランキング : 137503 Amazonで詳しく見る by G-Tools

先だってEpicレーベルの名盤にふれたのだったが、そういえば、これがありました。

この盤については、大昔、新宿の中古屋さんで最初期の国内盤LPを入手したのだった。
中古盤やったけど、当時でもええ値段してましたね。

もうレコード聴いてないしなあ、おそらく、21世紀に及んでから針をおろしたことがあったろうか。
確か輸入もんのCDを持っていたはずと探してみますものの、何処へいったのか直ぐには出てきません。
若干の悲壮感を抱きつつ、次の休みにも手持ちのCDをひっくり返すよりなしとしていた。

それでも、いたたまれない気分だったんで、この盤が現在入手できるのかをチェックすべくAmazonにてジョニー・コールズを検索してみると、なななっなんと9月に発売されるやないですか。

ソニー・ジャズ・コレクション1000という企画は、9月以降で3、4弾とあるらしく、9月分でラインナップされています。
ええ、もう、即座にポチっとやりましたとも。

全編に漂う哀感が堪らない。
ハード・バップ期の秀逸な1枚。
こういうのを聴くと、生きてて良かったと思えるのだ。

発売日は9月24日なんでまだまだ先、ああ待ち遠しい。

定本 黒部の山賊 アルプスの怪 / 伊藤正一

定本 黒部の山賊 アルプスの怪 伊藤正一 山と渓谷社 2014-02-22 売り上げランキング : 4176 Amazonで詳しく見る by G-Tools

当時は小屋でしか入手できない事情があったので、昨夏、三俣山荘のテン場を利用した折に購入するつもりだったが、忘れてしまい後悔していたのだった。
本年、新装版としてヤマケイから発売されたのを即入手するも、しばらく積読にしていた。

夏山シーズンに至り、天候不良でアルプス方面に赴き難かったりで、関西に居ながらにして夏山気分を喚起すべくページを繰り始めてみますと、アレまあ面白いやないですか。

多分にミステリアスで痛快な登場人物や摩訶不思議な現象の数々、北アルプス深部である黒部源流の厳しい山小屋生活のあれこれ、どんなことどもも山好きには堪らない好書でありますことよ。

今年も三俣山荘界隈に赴きたいけれど、行けるかなあ・・・。

『GODZILLA ゴジラ』を見ましたわ。

やはり映画館へ足を運んでしまった。
公開初日のこと、レイトショーですけど。

反核なんたらってメッセージ性が乏しいというかほぼ無いなんてのは置いといて、キワモノ好きの映画ファンには概ね好評をもって迎えられるのではなかろうか。
私は十分楽しめましたね。
トカゲもどきの前ハリウッド作の折は全く別ものって感じで、そんな風にも思わんかったんですが、もう着ぐるみのやつは観てられんなあ。

しかして、これって、平成ガメラのハリウッド版リメイクなのでは・・・。

暗殺者の正義 / マーク・グリーニー

暗殺者の正義 (ハヤカワ文庫 NV) マーク・グリーニー 伏見 威蕃 早川書房 2013-04-05 売り上げランキング : 25178 Amazonで詳しく見る by G-Tools

これは面白い。

前作もけっこう楽しめたけれど、本作は更にスケールアップで、後半畳み掛けるように延々と続く戦闘行動にはワクワクしっぱなし。
今風、正統派冒険小説の醍醐味を存分に味わえまするぞ。

続く2冊にも早々に取り掛かるとしよう。