2010-07-19

横尾~上高地 帰阪の途に

バスの時間には十分余裕がある。ぼちぼち横尾を出立。

私は明神にて別行動、明神池の方に行ったことないし、穂高神社奥宮に参拝しようと。



わざわざ足をのばすほどのことはなかった・・・。

河童橋てまえあたりで、パーティと合流、
おおっ、晴天下の焼岳っていいですね。また、登りたくなってきた。



上高地の食堂で昼食をとり、バスに乗車、沢渡に向かいます。
その日、関西方面のバスは2台。私らの乗ったバスは沢渡からそのまま新島々まで向かうという。おいおい、なんでやねん。

新島々に着いてからもちゃんとした説明がなされるわけでなく、待たされることしばし。まあ、関西人でなくとも憤慨するでしょうが、土地の人からすれば、関西弁でまくしたれられるとたまらんでしょうなあ。

スッタモンダのあげく、バス会社の手配ミスで、バスは1台しか用意されていないことが判明。
新島々駐在の人員の対応はとてつもなくまずく、ちゃんと話のできる者、責任者を呼びなさい、となる。
ネクタイをしめたちょいとエライさんらしき人が登場したのはしばらくして。
私としては、アルピコには、去年の奥穂山行時に助けられたことがあり、これもしゃあないかという気分。

手配されたバスが着き、おおよそ2時間遅れで新島々を出立、大阪駅に着いたのは24時少し前となった。
バスの手配を怠ったのは大阪の業者だったらしく、なんでも人数分のタクシーを用意したという。
大阪駅からタクシーで帰宅するのなんて久方ぶりだった。

2010-07-18

蝶ヶ岳〜常念岳

目覚めるとまだ日は昇っておらず、あたりは闇につつまれたまま。天候は良好、本日は雨の心配はなさそう。
眼前の穂高から槍にかけて連なりは、徐々に陽を帯び、しだいにリアルさを増してくる。そんな光景に見惚れ、感動しつつ、出立の準備を。


富士山の姿もけっこうくっきりと視認できました。


蝶ヶ岳ヒュッテ宿泊組と合流、
蝶槍手前あたりで荷物をデポ、身軽になって常念岳への道を進みます。


道中、左手にはずっと穂高から槍への稜線が。絶景である。
なるほど、あそこの凹みが大キレットなのだな。




登ったり下ったり、ちょいとしんどかったり。
頂上に近づくにつれ、岩場となってくる。



常念岳頂上に到達!快晴のもと、360°の展望です。
槍のさらに向こうには劔岳や立山までもはっきりと見渡せてしまいます。


下り始めて少しするとガスが漂いはじめます。



往路を戻ってデポした荷物を回収。
蝶槍あたりにある下山路を下って横尾に。本日は横尾にて幕営、予定では徳沢のキャンプ場だったのですが。
というか、当初山行計画を聞かされてより、何故常念から蝶ヶ岳に引き返すのか、とずっと疑問に思い、北アルプス初めての人にはけっこうキツイのでは、と言ったりしてたんですがね。
まあ、往復ともさわやか信州号で安くあげようとの配慮でしょう。

2010-07-17

夏山は蝶ヶ岳から

昨秋、色付き始めた樹林帯が続く涸沢小屋手前の下山路にて、おそらく誰ぞやがザックに着けていたのを落としたのであろうなあ、蝶ヶ岳ヒュッテのバッジを拾得。
以来、来期は蝶ヶ岳より始めよ、との天の声に違いないと勝手に解釈し、蝶ヶ岳ならどんなルートでいかなる山行を、槍穂高の展望が楽しみ、などと想像を逞しくしていたのだった。

年初より、9月の連休は槍ヶ岳山行を計画。
その前に槍を思う存分眺めやれる山行をリクエストしたのは雪山教室の修了山行でのこと。ならばならば、今回の夏山登山セミナーの修了山行は蝶ヶ岳〜常念岳の縦走と相成った。

昨晩のさわやか信州号に乗車、



今年もやってきましたよ上高地、1年ぶりの光景に感激しきり。
梅雨明けの声を聞き、この時点では晴れ渡ってもいたので、誰もが良好な天候を疑ってはいなかった。



明神で小休止、



徳澤に着。ここまでは平坦な道でほとんど消耗することもない。昨夏、涸沢へ向かっていた際は、しばし立ち止まって眺めやリはしたものの、ほとんど休憩することもなく、道を急いだのだった。
こちらよりは本格的な登りに移行するからか、まったりと休憩に時間を費やしてしまいます。こんなペースでええのかしらん?

樹林帯に踏み入り、初っぱなから急な登りが続く。
この長塀尾根をどれほど進んだ頃でありましょうか、ぽつぽつと天空からの雫が。



たいしたことはなかろうけど、一応レインウェアを羽織るか、まあパンツまでは必要なかろう、としていたが直ぐに雨脚は激しくなり、蝶ヶ岳頂上手前に到るまで降り止むことはなかった。



ズブ濡れの状態で蝶ヶ岳ヒュッテにまずは避難。しばし急速の後、気力を取りなおしてテントを設営し、暖を取るべくストーブで湯を沸かして暖かいコーヒーを。やっとこさ人心地となる。
蝶ヶ岳山頂はガスが漂い、なんも見えませぬ。
槍穂高の展望台と聞かされていましたから、早速に落胆。明日よりの天候はどないなるのやろうか。



しばらくすると、ガスも途切れてきまして青い空も垣間見えたり。

明日はあの常念岳をピストンするのやね。





穂高はといえば、あれまあ、まだまだ雪が多いねえ。実際、穂高山荘へはピッケルと10本爪以上のアイゼンが必須なのだそう。

2010-07-04

夏山セミナー お手伝い 実技2日目

梅雨の最中、降るかと思いきやピーカンに。
こうなると夏の低山は厳しい、暑さのため著しく消耗す。



仁川は広河原あたりでテント張りやら装備類の実講習の後、歩行訓練に。北山公園、カベノ城を経てごろごろ岳へと向かう途上の稜線から。