2011-09-24

初中央アルプスは木曽駒ヶ岳~檜尾岳

17~19日に会友と予定していた西穂~奥穂への山行は、16日昼時点の天気予報より中止と判断、来年に延期となった。
台風も接近しているし、やむなしとしていたが、18日早朝、上高地や槍のライブカメラを見て愕然、快晴やありませんか。大いに凹む。

同日程で山行を予定していた北鎌尾根山行組は、さわやか信州号を予約していたこともあり決行、好天候下の山行を謳歌したらしい。ナイス判断でした。

後半の連休に予定されていた金峯、瑞牆山山行も中止になったらしく、参加を予定していた会友から「何方かへ行きましょう。」との誘いにあれこれ検討。翌週、空木岳山行を計画しているものの、木曽駒ヶ岳も済ませていない身で空木岳というのはいかがか、ならば木曽駒へ行こうじゃないかと。
個人的には、初中央アルプス山行となる。


千畳敷に到着。
千畳敷って、もっと広大なエリアをイメージしていのだけど、かようにコンパクトでしたか。


眼前にした南アルプスの連なり、早速に感涙。
ピラミダルな甲斐駒ヶ岳の容姿が一際目を惹きます。


さほど登山経験がなくとも、ロープウェイで一気に駆け上がり、わずかに歩むことで3000m手前の山域を味わえてしまうわけ。
そこのところは、乗鞍岳といい勝負か。とにかく人が多い。


中岳へ向かいます。


from 中岳(2925m)
主峰の木曽駒ヶ岳と頂上山荘。本日はあそこに幕営。


テン場に幕営して一休みした後、木曽駒ヶ岳(2956m)頂上を目指す。ほんの数分で到達するんですが。
ゆっくりお茶したりしている間に周辺はガスに覆われ、頂上では全く展望なし。
明日に期待すべし。


時間を持て余すので、宝剣岳の方へも足を伸ばします。
何も見えないんですが。


宝剣岳(2931m)頂上でちょいと一服。

計画当初、お気楽山行を標榜していたものの、檜尾岳経由で下山しましょう、との提案により二日目はみっちり歩く。
今回、宝剣岳より先、檜尾岳への道行がなければ、私は欲求不満に陥っていたことだろう。
檜尾岳までの稜線歩きは最高に楽しく、本山行のハイライトでありましたよ。


快晴。
早朝、テン場からは八ヶ岳や南アルプスの眺望が素晴らしく、はたまた感涙。
昨日はガスっていてわからなかったものの、木曽駒ヶ岳の向こうには、北アルプスの槍や穂高も見えていたり。
歩み行くごと、御嶽山や乗鞍の壮大な勇姿が目に入ってきます。また感涙。


from 宝剣岳
これより檜尾岳へ向けて稜線歩き。
来週はその先の空木岳山頂に在る予定。というか、一気に縦走できないのが悲しい。


from 宝剣岳
三ノ沢岳の勇姿にいっそこのまま突入したい誘惑に駆られつつ。


極楽平側から見ても、宝剣岳はカッチョイイですなあ。


同行六人。
私と会友4名に弘法大師空海って内訳です。
あれに見えるは御嶽山。


檜尾岳へ向けての稜線を往きます。


檜尾岳山頂(2728m)に到着。
空木岳がより一層近くに。来週が楽しみだ。


本日は広大な南アルプスの連なりを左手に見てこちらまでやって来ました。
もち、富士山も鎮座まします。
至福のひとときでありました。


コマクサの湯で入浴後、喫茶ガロのソースカツ丼をば食す。
ボリューム満点。

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2011-09-11

西穂を侮るべからず
西穂高岳 焼岳 再訪


2日目、焼岳小屋へ向かう途上の稜線より眺めた西穂高岳。

10、11日の一泊二日で西穂〜焼岳へと巡ってきました。
2年前の初単独北アルプス山行以来の再訪であります。
今回は単独でなく、メンバーは3人。

西穂高岳 初単独北アルプス二日目

一昨年の夏は、一日目中の湯から焼岳へ登り、焼岳小屋経由で西穂山荘へ。
山荘に泊まって翌早朝より西穂高に登頂したのだった。

今回は西穂から焼岳へと辿る逆コースの山行とした。
10日早朝、上高地 帝国ホテル前で下車、西穂高登山道入り口より西穂山荘を目指す。


西穂山荘手前の上高地ルートと焼岳小屋ルートの分岐


西穂山荘テント場に幕営後、早々に出立。


天候は上々、これ以上願うべくもない快晴。嬉し。


独標とその向こうの峰がピラミッドピーク


from 独標
手前がピラミッドピーク、真ん中に位置するのが西穂高


from ピラミッドピーク
西穂ってこんなに険しかったかしら。
今回、先々週の劔とさほど変わらないような印象を持った。
同行のSumiさん曰く、「mktkunさん、ここって奥穂に登るより絶対難しいですよ。」と。
確かに、あのザイテングラートを思い返してみれば、なるほどそうやなあ。


2年ぶりの西穂高(2909m)山頂。
正午を過ぎた頃から、山頂あたりの標高ではガスが立ち込めて。


おおっ、ブロッケン現象


実は、来週はこの先へ進む予定だったりして。


往路、独標への登りをパチリと。
ここは下りる方が難しいね。


テン場に戻ってみると、テントが増えていました。


翌日は焼岳(北峰2393m)に登頂。
西穂山荘から焼岳小屋の登山道を利用する人は少ないようですが、この道、晴れていると所々で素晴らしい景観が楽しめますよ。

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