2009-11-15

晩秋の伊吹山へ

この秋、少々忙しくしておりまして関東方面の出張も度々。
その往復の新幹線車中、幾度も眺めやっていた伊吹山へまた登りたくなってきた。先週来、風邪気味だったりしますも、もう大丈夫やろうと、「秋の関西1デイパス」を利用して春に続き伊吹山を訪ねてみましたよ。

近畿圏は天候に恵まれるとのことだったが、米原を過ぎ伊吹山あたりは雲がたちこめ、ところどころの切れ間より日が差すって感じ。

もちろんこの度もバスにて登山口まで。
寒かろうと着込んだこの時期にも対応したアウターだったが、歩き始めるとすぐに暑くなってきたので一合目にて小休止、薄手のジャケットに取り換える。



一合目を過ぎ、スキー場のところを登ってく、



三合目の手前、このあたりまでくるとさらに秋の風情が感じられます。
前回はここからの山容を目のあたりにし条件反射的に、無理やろー、っと思考したのだった。
そういえば、二月前、涸沢に到達した際にも、穂高の連なりを前にして同じように思考したのだったなあ。
なんとかね、どちらもちゃんとこなせましたもんねえ。



五合目あたりまでくると、少し風があったりし、寒さも少々増してきまして、



頂上では風の強さがさらに増し、いっそう冷え込んできます。



眺望は悪くないけど、曇空と吹きすさぶ風にやられ、寒々寒々。



据えられた銘板によれば、「立山169KM」、「槍ヶ岳153KM」、「乗鞍岳131KM」、「御岳山112KM」とある。天候がよければ、眺めやれるのでしょうなあ。

風を避けるべく、店じまいしている建物の脇へ座り込み、お湯を沸かしてカップラーメンとおにぎりで昼食をば。
そうこうするうち、半端でなく寒くなってきたので、早々に下り往くこととする。



しばらく往くと、左足ふくらはぎの痛みが再発。やはり完治してなかったか。
下りのペースはかなりダウンとなった。いててて・・・。



三合目あたりで振り返りつつパチリ。
雲が途切れ、少し明るくなると見え方がずいぶん違いますね。

なんとかかんとか登山口に戻ってきまして、事無きを得ます。
まあ、あの日上高地まで歩き通したことに比べればなんてはことないんやけど。

春の伊吹山山行に比べれば、足の痛みはあったものの、全行程の所要時間と体力的消耗度の感覚は段違い。技術的・肉体的にいくばくかの進歩があったということか。

本年、北アルプスへと足を向けられたのも、もとはといえば、ここで標高差1000m越をこなせたことが自信となったから。
そんなこんなで、やはり想い入れはある。また違う季節に再訪してみたいものだ。
次はイブキと名のつく花々が咲き誇る頃にでも。

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