2011-05-14

イワカガミ咲きまくり 赤坂山

先だっての立山での傷も癒え、会の山行に参加。
快晴のもと、気持ち良く山歩きが楽しめた。

登り下りの道中、イワカガミのまあ凄いこと、あちらこちらに咲きまくり。
イカリソウ、イワウチワもそこそこ、カタクリの花にも間に合いましたね。さすが花の山、いずれも美しく咲きそろってました。





下りは、往路を戻らず、栗柄越より高島トレイルのルートを寒風までご機嫌の稜線歩き。
高島トレイルって良いかも。

山行記録はヤマレコに登録しています。

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-111433.html

2011-05-08

「岳」見ましたが・・・

なんかテレビドラマちゅう感じでしたね。ガーデンズのTOHOシネマズで見たんやけどなあ。
日々、テレビで「日本の名峰」見倒しているせいやろうか。

内容がしょぼいのであるから、もっと山そのものの映像を挟んでくれてたらねぇ、少しは印象が変わったかも。
ともあれ、あれで1,800円というのはちょいと痛い。
かの「点の記」もドラマ部分はともかくとして(俳優さんは良かったけど)、山の映像はホント素晴らしく、正に映画であった。

「フォール」ってやるところ、確かに漫画でもありましたが、映像化されてるのを見ると・・・、ううむぅウッソー、って違和感満々に。

2011-05-01

風雪に苛まれ、尚且つ滑落も。なめていたわけじゃないけれど・・・ 春山は昨年にひき続いて立山へ

28日夜、会事務所に集合、総勢10人で立山に向けて出立。



早朝到着、早々に室堂まで始発便後の臨時便チケットを入手するも、風雪のためアルペンルートのバスは止まっている、そのためケーブルもバスの運行が開始するまで運休、なのだと。お山は天候がよろしくないよう。



バスの運行が開始され、ケーブル始発が美女平へ向かったのは7時半頃で、私らは2便に乗車。
室堂に到着後、準備をして雷鳥沢へ向かいます。
なるほど、まるっきり山が見えへんね。

今年は例年より雪が多いのだと。何故か雪質もパフパフの新雪ぽい、最近降り募ったってことか。



11時過ぎ頃、雷鳥沢キャンプ場着。
曇り空の中、まずまずの人出です。
雪を切り出したブロックを積み上げ風除けを作成、整地後、6人用テントを二張設営して本日は行動修了。
天気悪いですからね。



翌朝、テントから顔を出してみると、山々の連なりが見えています。良かった、今日はいけそう。



食事を終え、準備を整えて7時半頃、スキー組3人とは別行動で雄山へ向け出立。



一ノ越へ着く頃より風雪がきつくなり、厳しい状況に。
それでも登頂を取りやめするほどでもなかろうと判断、雄山山頂を目指します。

吹きつける粉雪が頬に痛い、フードを被るとバチバチとリアルな音をたてる。
先人のトレースを辿るも、高度を上げるごと判然としなくなってくる。この風雪が瞬時に均したということか。
耐風姿勢を強いられる回数も多くなってくる。



頂上まであと少し。



雄山頂上に到達、昨年の夏の日にもここに立ったのだったなあ・・・、なるほどこの季節、3000m超の風雪は過酷やねえ。



一応、峰本社に参拝をと。



授与所(というらしい)の前で風を避ける。
せっかくですから、私らはすぐそこの本社まで行ってきます。



もちろん雪が凍りついて覆っていますから、神社の体をなしませんが、拍手打ってかたちばかり参拝をば。

でここからが大変だった。授与所に戻るまでのわずかな間でも幾度も耐風姿勢を強いられ、時間がかかってしまう。
急いで下山しようとするも、またまた強風が。少し進むごと幾度も耐風姿勢を。
その後、マジ滑落してしまい、死にかけることとなる。

一ノ越へ戻ったあたりから、強風はそのまま、雪は雨に変わり、雷鳴も頻繁に。テン場に戻るまで、生きた心地がしませんでしたわ。
雨は夜中も降り続き、風はいや増すばかりでテントを揺らす。北アルプスの天候は悪化するばかり、と会からの連絡もあり、5月1日の時点で総員撤退とした。

朝から雨の中、テントを撤収し室堂へ向かう。
この日も雨風はそのまま。風は特に強く、室堂まで幾度も耐風姿勢でしのぐこととなる。いやはや。

とはいえ、命拾いした雄山での状況はとても厳しいものでありはしたが、山行としてはこれまでになく面白いものだった。
来年もねえ、春山は立山かな。

滑落の顛末はヤマレコの方に詳しく記してます。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-109513.html