2014-11-23

11月後半の赤岳

22、23日で八ヶ岳へ赴き、赤岳に登ってきました。
年初に続き赤岳は本年2回目。


初日は赤岳鉱泉まで。
当初、硫黄岳へ登ることも考えてましたが、時間的に中途半端。
テントを張ってしまうと、とてもその気になれず、小屋にて懇親会というかプチ飲み会を。


23日 赤岳山頂



実は2年前の同時期のような雪を期待して計画した山行でした。
(プレ)積雪期の赤岳へ

しかして、一度冠雪したもののその後幾日か晴れの日が続き、雪は溶けてしまったよう。

天候には恵まれ、眺望もバッチリやったし。
案外スラっと登れてしまい、それなり面白かったから良しとしませう。

山行記録はこちらに。
赤岳

2014-11-20

ロセアンナ / マイ・シューヴァル ペール・ヴァールー

刑事マルティン・ベックロセアンナ (角川文庫)刑事マルティン・ベックロセアンナ (角川文庫)
マイ・シューヴァル ペール・ヴァールー 柳沢 由実子

KADOKAWA/角川書店 2014-09-25
売り上げランキング : 22957

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

刑事マルティン・ベックシリーズ第一作目の新訳です。

本国スウェーデンで出版されたのが1965年なのだと。
私が先の訳出本「ロゼアンナ」に始まる、いや、最初に読んだのはやはり「笑う警官」だったかな、マルティン・ベックシリーズを楽しんだのは1980年台後半の頃からだったかかな。
20数年ぶりに読み返してみても、少しも色褪せた感はなく、存分に楽しめてしまった。
当世の警察小説の原点(和物は特に)であることの認識を新たにする次第。
面白し。

あと8作楽しめるはず。
次が待ち遠しい。

2014-11-03

大岩ヶ岳で読図と歩荷

天気が持ち直したこともあり、らしくないけど読図目的で大岩ヶ岳に赴く。
ついでに20kgほど担いでおきました。


千刈貯水場から山域に入場。


大岩岳


低山ながら山頂からの眺望はよろしいです。



いい気分転換になりました。

2014-11-02

誰よりも狙われた男 / ジョン・ル・カレ

誰よりも狙われた男 (ハヤカワ文庫NV)誰よりも狙われた男 (ハヤカワ文庫NV)
ジョン・ル・カレ 加賀山 卓朗

早川書房 2014-09-10
売り上げランキング : 4260

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

不覚だった。ル・カレの翻訳が出ていたとは。

本書が訳出されたのは昨年らしい。
文庫化のインターバルが短かすぎるのは、映画化され本邦での公開にあわせるとの事情かな。
単行本だと、お財布事情よりも、手軽に持ち歩き難いのがネック、手を出しにくいんである。
何はともあれ、文庫サイズでル・カレ作品が提供されるのは有難いことこの上なし。

9.11テロ以降、それぞれのお国事情はありながらも、欧米のイスラム急進派へ対抗する姿勢は緩むことはなさそう。
加えて、昨今のイスラム国を巡る非道なあり様を知るにつけ、日の本の国の市井人なりに仄かな危機感を抱きつつ、本書を紐解いたわけ。

自らの意思に関わりなく、諜報活動の駒となるべく取り込まれていく登場人物らの姿が労しい。
国家の中枢を司る公的機関、いや諜報機関であればこそ?人権に関わる事柄には厳格すぎるはずの欧米諸国であれ、裏腹に”テロとの戦い”が錦の御旗となれば正邪の区別は蔑ろ、かような行動規範が凄まじく描出されている。
いやまあ、とにかく読まされる。
尚且つとことん面白い。

巻末の解説によれば、ル・カレってもう80歳を越えているのだと。
未だ衰えることなく、混沌の国際情勢を踏まえ、知と眩惑に満ちたロマンを紡ぎだしてしまう御大の力量に今更ながら感服する次第。

さて、読み終えたんで映画を観に行きますか。

2014-11-01

How My Heart Sings! / Bill Evans

How My Heart Sings!How My Heart Sings!
Bill Evans

Ojc 1989-02-24
売り上げランキング : 21787

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

先の2枚にがっくりし、やるせない気分でこんなのを鳴らしてみますと、もやもや感は瞬時にして吹っ切れてしまうから不思議なもんです。

決して季節の変わり目や雨模様の折に合うってわけではありませんけど、こういうのは何時であれしっくりきます。
ビル・エヴァンスは偉大やね。

バースデイ・コンサート/ ジャコ・パストリアス

バースデイ・コンサート <FUSION 1000>バースデイ・コンサート
ジャコ・パストリアス

ワーナーミュージック・ジャパン 2014-06-24
売り上げランキング : 37260

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

こういうのが目についたので、おお懐かしいと、ピアノ・デュオと一緒に購入。

ウェザー・リポートのメンバーとして来日した折、大阪厚生年金会館のステージを飛び跳ねていたジャコはその挙措に違わず音の方もイカしてた。
熱心ではなかったものの、以降のソロになってからの音も、それなりに追っかけておりましたね。
で、本日プレーヤーで再生してみるんですけど、・・・どうもあきません。

当時はジャコのこのあたりのもよう聴いてたんやけど、今現在はどうしたことかしっくりきませんですねえ。

マイルスなんかは、何時のものであれ、未だオールOK。
帰宅時にiPhoneで鳴らしてたりし、気分の有り様にかかわらず、飽きることなく聴き入ってるのに・・・。