母の七回忌は明日午前10時から。本日も早朝よりその準備にドタバタ、夕刻を迎えやっとこさ一段落。直ぐ様、労山主催による山野井泰史さんの講演会に赴くべく、大阪は天満橋へ。
山野井さんがスライド写真を交え語られたお話は、
著作「垂直の記憶」、沢木耕太郎の「凍」、NHKで放映されたドキュメント番組、EVERNEWサイトの山野井通信、などに目を通しておけば、ほぼカバーできまして実は各メディアで既出なことばかり。
そんな予備知識があったとしても、ご本人自ら語られるとなれば各エピソードの臨場感といいますか、ある意味迫力が違いますね。2時間ほどの講演でしたが、思わず身を強張らせることとなるもとても興味深く拝聴した次第。
特に印象的だったのは、「凍」にても綴られていたヤク使いの少女の写真。そのあどけなさの残る表情に感じ入るところ大でありました。
余談となりますが、
私が山野井さんの活動に惹かれるのは、海洋や山岳を舞台とした海外のスパイスリラー、国際謀略小説(なんて言ったりも)とか、総じて冒険小説としてくくられるあれやこれやを、おそらくはウン百冊、若き頃より愛読してきたことによりましょう。
スパイスリラーと言ってしまえば、畑違いの感がありますものの、その手のジャンルで良質な作品であれば、主題となる謀略という仕掛けに加えて、海洋や山岳、厳冬期の雪山であったり、人智の及ばぬ自然の脅威に対峙し、立ちはだかる困難な状況を克服していく過程が読みどころとなります。
そんなわけで、「凍」なんて読んだ時は正にナミダもん、下手な冒険小説を読むより遥かに面白かったわあ。
2011-11-12
山野井さんの講演会
投稿者 mktsan 時刻: 11/12/2011
ラベル: 山関連
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