福寿草なんて珍しくもないのでしょうが、昨年西南尾根で見えた一輪が印象深く、はたまた足を運びたくなった次第。
昨年は今畑登山口から西南尾根を経て山頂へ、例によって榑ヶ畑へと下る道行でした。
この度は久方ぶり、柏原登山口からの登路としてみる。
3合目あたりから眺望が開けます。
前回はこのあたりから北東方面に目を向けると、北アルプスから乗鞍、御嶽、中央北アルプスなど遠く眺めやれたのだけど、この日は霞がかる度合いが濃厚で遠望は利かず。
側に聳える伊吹山でさえ、ぼうっと霞んでいる。
眺望に関しては大ハズレとなった。
4合目の避難小屋を過ぎて少し往くと残雪がチラホラ。
5合目〜8合目にかけてはそこそこ残っており、本来尾根筋を辿っていれば登山道を見失うことはないものの、冬季のショートカットルートと勘違いしてしまい、6合目あたりでは瞬時道を誤ってしまう。
予報によれば、天気は悪くないはず。
しかして、前半は空色が冴えません。
霊仙山山頂、手前は山頂と霊仙山最高点の分岐
霊仙山山頂より往路を眺めやる。
最高点に向かいます。
最高点手前から見た霊仙山
霊仙山最高点
霊仙山最高点よりの鈴鹿方面
鈴鹿方面の眺望は、霞がかるもまだまし。
西南尾根
鈴鹿の山々を眺めながら西南尾根を往きます。
近江展望台に向かう途中、少し下ったところでここいらあたりであればと当たりをつけ歩を進めてみると、愛らしい様子で点在しているのに見えることができた。
まだ咲ききらぬ風情の福寿草。
そんな様子がまた麗しい。
西南尾根に咲く福寿草
ここに咲くものは、麓とは環境が違うためか、今畑の廃村に群生しているのとは少し様子が異なる。
明らかに背丈が短く、小振りな感じが否めない。
風雪に耐えて春を待ち、今ここに在る、そんな凛々しさが伝わってくるようで胸を打つ。
近江展望台
近江展望台にて霊仙山の稜線は見納め。
急な下りを経て、今畑登山口に向かう。
西南尾根での様子に深く魅せられてしまったため、下山時、今畑の廃村にて目にした群れ咲く福寿草にはさしたる感傷は抱けず。
昨年はそんなのにも惹かれてはいたはず、我ながら勝手なもんであるなあと。
2013-03-23
春の霊仙山 3年ぶりに柏原登山道から
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