下山後、その山容を垣間見せた大山
3/2、3の日程で、会のベテラン陣の指導による大山にての雪洞づくり講習に参加しました。
そういえば、山登りで六甲より西へ向かうのは稀なこと。
大山には、高校時代に所謂学校登山で登ったことがある。
大昔のことですから、
山頂で御来迎を臨むタイミングで暗いうちから登り始めたこと、
崩壊した斜面を間近に見ながら稜線を歩いたこと、
以外はなーんも覚えておりませんが。
天候は最悪で、下山途上6合目避難小屋に至るまで終始ガスまみれで眺望はなし。
持参したカメラにSDカードを入れ忘れたこともあり、写真撮るのも控え気味になってしまった。
頂上避難小屋
わかりにくいけれど雪洞です。
頂上は風も強く、寒いのなんのって。
頂上避難小屋に到着してよりは、寒さでじっとしておられず、雪洞づくりの作業で身体を動かし何とかしのげた次第。
避難小屋そばで作業したのだが、掘り進むごと、雪が幾層も固く重なった様が視認でき、これを掘り広げていくことは簡単ではない。
人数分を収容できる広さに至るまで、3時間半ほどを要した。
一朝一夕にいかぬ作業であることを実感する。
非常時に雪洞を掘る必要が生じた場合は、早期の判断が肝要。
何と言っても、かかる作業に要する体力が残っていることが前提となる。
そんなシチュエーションには臨みたくはありませんなあ。
雪洞の方が暖かいとの理屈は理解できるのですが、私としましては、雪洞泊は避け、避難小屋の方で休ませてもらいました。
下山時、作成した雪洞にて
下山途上、6合目避難小屋あたりから
北に目を向けると、美保湾、米子市などが見渡せます。
大山といえば、その昔、苦行のごとく読了した志賀直哉の「暗夜行路」が思い出される。
今回は、小説のように大山の影がかかる様を望めるような天候ではなく、至極残念。
時任謙作が見下ろしたのは、この6合目あたりからなのだろうか
3日下山後は、麓でのビーコン講習をもって、雪上訓練山行は終了。
一昨年末にビーコンを購入した私を含め、最近購入したて面々が所持するのは、マムートのエントリーモデル(エントリーとはいっても決して安くはない)、エレメントバリーボックス。
まあ、ビーコンとしては性能の割に比較的手頃な価格やし(錯覚しかけてる、決して安いわけではない)、今やったらこれ買いますわね。
2013-03-03
大山で雪洞堀
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