ジャケットに写るのはクリント・イーストウッド、我らがハリー・キャラハン刑事。
邦題は誰もが知っている(いや、若い世代は知らんかもですなあ)「ダーティーハリー2」、そのサントラCDです。
タイトルのMagnum Forceは、キャラハン刑事の手にあるスミス&ウェッソン44マグナム拳銃のこと。
この映画を見たのは中学生くらいだったか。
当時、三宮駅前の新聞会館にあった所謂二番館(そういえば、昨今は二番館なんていって通じるのかしら)のスカイシネマにて。なんと、スティーブ・マックイーンの「ブリット」との2本立てだったりした。
実はこのラロ・シフリンの手になるタイトルチューンは相当にイカシテルんです。
ガキの頃ですから、初見の折は映画の内容を消化することで手一杯、とても音楽にまで気が回らなかったはず。
後に友人から借りた最新映画音楽集みたいなLPレコードにダーティハリー2のテーマみたいな感じで収録されていたのを聴くことがあり、その曲想のかっこ良さに開眼した次第。
とはいえ、サントラではなかったんですけどね。
当時、「ダーティーハリー2」のサントラっていうのは発売されておらず、私らみたいなファンの声が集まったのか、正式にリリースされたのはずっと後年のこと。
しかも、「ダーティーハリー2」単独ではなく、ダーティハリー・シリーズのトラック集みたいな編集盤だったと記憶する。
ラロ・シフリンといえば、もともとはジャズ畑の人。
映画「ミッション・インポッシブル」(テレビ版の「スパイ大作戦」)のテーマは老若男女を問わず誰でも知ってるでしょう。
「燃えよドラゴン」や「ブリット(ちょっとマイナーかな)」にダーティハリー・シリーズを含めたあたりが代表作となりましょうか。
いずれのタイトルチューンもJazzフレイバーたっぷりな曲想でカッチョイイことこの上なし。
この度、何故か急に思いつき、Amazonで同CDを検索、入手した次第。
もちろんDVDは持っているんですけどね。
今時はDVDやブルーレイでお気に入りの映画を手軽に、それも廉価で入手できますから、サウンドトラック盤の有難味なんていかほどのものか。
などと言いつつ、「パシフィック・リム」のサントラ入手も思案していたり。