2009-04-11

伊吹山登山

昨夏より山歩きを始めまして、六甲山系をベースにあちこち足を運んでおりましたが、実のところ六甲最高峰931mというのが最高度で、どこも1000m未満。

まあ、メタボ対策の一助になればと歩き始めましたのですが、それなりにはまってしまったこともあり、今回はちょっとばかり奮起しまして、出張時いつも眺めやっている滋賀県の伊吹山へ、その頂上を目指します。



早朝に出立し、大阪駅7:15発の新快速で米原駅へ。
東海道本線の各停に乗り換え、伊吹山もよりの近江長岡駅に着いたのは9時前。

次の登山口行きのバスまでけっこう時間があったので、ウォーミングアップがてら少し歩いてみます。
中途のバス停で駅から追いついてきたバスに乗車し、伊吹山登山口に到着。



天気は快晴、既にポッカポカの陽気。暑くなりそうなので羽織っていたジャケットをリュックに収め、取りだしたウエストバッグを装着し、中にデジカメと汗ふきのタオルを入れて準備は完了。
10:05 歩き始めます。

森林のなかの道を登り、先ずは一合目に。



10:25 一合目

パラグライダーの施設があり。次々とそこから飛び立っていく様子を眺めながら、そのまま進んでいきます。
スキー場らしき草原の坂が続きまして、なるほどここを登っていくのか。



坂の中途でたまらず、座り込んで小休止をば。
気持ちいい。



10:51 二合目 580m
草原の坂を登り切りしばらく往くと二合目の標識が。



11:10 三合目 720m
三合目に至ると、巨大な山容がどっしりと眼前に迫ってきます。
その雄大さに見とれて感動しつつ、おおっこれ無理やろっ、との想いが頭をかすめます。
そんな邪念を振り払い、そのままずんずん進んでいきます。



11:40 五合目 880m
ここまででもそれなりきつい。
自動販売機があったので、ジュースを購入。ここで15分ほどの長めの休憩とする。
なるほど、ジュースの缶は持ち帰らねばならぬわけですね。そら、そうやね。

昼前なので、ここで弁当を広げる人もちらほら。
あたしは頂上で食べるのだ、と更に登っていきます。



避難小屋なのだそう。



12:10 六合目 990m
おおっ、1000m手前。
でももうヘトヘト。



12:23 七合目 1080m
1000m越えました。
でもヘトヘトヘト。少し休憩をば。



12:47 八合目 1220m
ベンチがあったので、ここでも少し休む。
ヘトヘト、ヘトヘト。



13:10 九合目 1300m
もう頂上がすぐそこ、見えています。
気分的には八合目からここまでが一番きつかったよ。
涙涙。

腰にきてるって感じで、よもや下山は叶わぬのではと不安になってしまったり。



山頂目指し、ちょいとペースが緩んでトボトボと進みます。



13:20 伊吹山山頂 1377m
やっとこさ頂上。
頂上に据えられたヤマトタケル像がちゃっちくて、なんだかなあと思いつつ、柏手をパンパンと。
頂上まで自動車道が通っていますから普通の格好の人も多いですね。



ソフトクリームを手にする人を目にして、同じものが猛然と欲しくなり、まずは売店へ。
購入した抹茶アイスを手に、おそらくは伊勢方面に向き合ったベンチに座り込む。
霞んでいるとはいえ、360°目の前に広がる風景を眺めつつ食する抹茶アイスの美味いこと。
そのまま昼食を済ませ、草の上にしばし寝っ転がって休息を。



けっこう疲労してることを実感しつつも、よせばいいのに起き上がり、せっかくきたのだからと、四方の景観を眺めやるため、広い頂上を歩き回ります。
南西の端からは琵琶湖の形がうっすらと判別できます。

そろそろ下りていこうかね、としたのは15時頃。



下山途中、三合目にて振り仰ぎ、立派な山容を再度見上げます。
これまでになく、くたくたなれど面白さも何割か増しであったよ。

再び登山口に降り立ったのは、16時半頃。疲労困憊の極って感じ。
グッタリしつつ、バスの時間を確認してみると次の便まで一時間以上ある。
明日も休みやし、今日中に帰ればそれでよし、ではあるもののそれまで手持ちぶさたなのもたまらず、やはりタクシーを呼び、近江長岡駅まで。



電車を待つ間も飽かずに遠い山様を眺めつつ、あそこらが三合目であそこらが五合目か、と感慨に耽る。

阪神間からだと、交通費もそれなりにかかり、おいそれとやって来るわけにはいかないが、季節ごとの山様を確認したいところ。
また足を運びたいものだ。

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