弘前での三日目は代休とし、帰阪する前に「きっと帰ってくるんだとおいわきやまで手を振った」の津軽の名峰 岩木山に登りまする。
AM7時過ぎ、JR弘前駅前からバスに乗り岩木山神社前まで。
鳥居をくぐり参道を進んでいきます。
なんともりっぱな神社であることか、背後に岩木山が鎮座するという構図が素晴らしい。
やはり御神体はお山ということか。
車で8合目まで、更にリフトを利用すれば9合目まで行けるのだそう。
けれど、せっかくなので拝殿左脇よりの登山道を往くこととする。
鬱蒼とした林道が途絶えると公園が。
公園をつっきったところにある建物の下を通ると、視界が拡がり、稼働していないリフトが目に入ってくる。
なるほどこのあたりはスキー場なのですかい。
眼前に岩木山が聳えとります。
しばらく往くと、登山口が。
樹林帯の中、登りの道がずっと続く。
本日は格段に暑い。ヘタに腕を晒し、日焼けして痛い想いをするのもかなわないので、長袖のジャケットを羽織っていたものの、たまらぬ、早々にTシャツ一枚となる。
姥石に到達、小休止を。あああ...暑い。
焼止りヒュッテに辿り着く頃には暑さでバテバテ。けっこうまいってしまって・・・。
ここでも小休止をば。
水分は多めに用意しているものの、消費の度合いはいつになく早い。これはこれで不味いかも。
地元の山岳パトロールの方の「あと、一時間も登るとおいしい水があるよ」との言に励まされ、登りを続行。
されども、足どりは重し。
なんとも鮮やかだったのでパチリと。
調べてみるとその名はミチノクコザクラだって。絶妙なネーミングでありますなあ。
岩木山の固有種なのだそう。
焼止りヒュッテよりは沢の登り道となり、振り返れば展望が開けてくる。
暑さにやられながら、ユルユルと歩を進めていきますと天の助けが。
水が迸る場所に遭遇、錫杖清水というのだと。
こちらで大量の水を摂取しまして、空のペットボトルにも補給をば。
水分の取り過ぎも良くないそうだが、今回はえらくバテてしまって。
少し生き返った気分で更に歩を進めていく。
鳳鳴ヒュッテに到達。あと一息かな?
岩だらけの急な登りをしばらく往きますと、平坦なところに至りまして、やっとこさ頂上、かと思いきや少し先で再び岩が堆積した登りが続く。第一おみ坂、第二おみ坂というのだそうな。・・・堪忍してくれ〜。
岩木山山頂(1625m)に到達。やれやれ。
頂上の岩木山神社奥宮にて二礼二拍でパチパチと。
本日は暑さのせいか足どりが重く、やたら時間がかかってしまった。
全方位の眺望を眺めつつしばし大休止をば。バテてふさぎ気味な気分も眼前の素晴らしい景色により徐々に晴れてくる。
下山は無理せずリフトに乗って8合目まで、更にバスに乗り岩木スカイラインで麓まで。
弘前市内行きのバスに乗り換えてJR弘前駅まで。そのまま、青森空港へ向かい、夜の伊丹空港便で帰阪する。
暑さ故かいつもの調子で歩を進めることができずしんどい道行きではあったが、ピークを極めて無事下山となれば、今の気分は上々だ。面白かった。
2009-07-31
岩木山登山
2009-07-30
(ねぶたではなく)ねぷた
2009-07-12
乗鞍岳の御来光と上高地散策
先月に引き続き関西ツーリストの「乗鞍岳の御来光と上高地散策」という夜発日帰りツアーで飛騨方面へ。
昨土曜の夜に出立(私は21時前に大阪駅でひろってもらいました)、飛騨に向かうバスでは寝たり起きたり、熟睡はできず。
乗鞍スカイラインへは、午前3:30以降でなければ乗り入れできないのだと。3時前には手前のゲートに到達して開門を待っていたよう。
4時頃に目覚めるとそこは標高2702mの畳平駐車場。一応長袖を着ていますが、バスの中にあってもすでに寒い。車外は更に冷え込んでいるのでしょうが、防寒の備えはありません。2700mまで観光バスで来られる手軽さ故、少々甘くみておりました。しかたなく、レインウェアを取り出して羽織ってすませることに。
軽い食事を済ませて4時半頃、添乗員さんに従い歩き始めます。
梅雨が明けぬこの時期、天候はいまいちで、雨もポツリポツリ降ったりやんだり。本日のところは、御来光とも縁がなさそう。それでも、高く曇った空のそこここに光が射し込んでいるのは天候が回復する兆候であろうか。
そんな曇り空でも、登りゆくごと、目に入ってくる光景はなかなかのもの。
富士見岳にとりついて早々、少し標高が上がっただけで、北アルプスの主要な稜線が見渡せてしまいます。
すぐに富士見岳頂上(2817m)に到達、あれに見えるが乗鞍岳最高峰の剣ヶ峰やな。
彼の尖った山容と手前の穂高の連なりにしばしみとれたのち、視線を転じてみれば、シルエット状ではあるけれどいくつもの急峻な連なりが目に入ってきます。
添乗員さんによれば、八ヶ岳連峰であり、南アルプスと中央アルプスであるのだと。
また、蓼科山がある位置のシルエットがいつになく大きいのだと。おそらくあれは富士山でしょうと。
肩ノ小屋に至り小休止。小屋はまだ営業しておりません。
これより3000m越えの最高峰を目指します。
剣ヶ峰口から少し往くとハイマツも途切れ、登りの道はガレとザレばかりが目につく。それなり慎重に登って行かねばね。
手前のピークに至り、最高峰まであと一息。
最高峰到達(3026m)、嬉し。
おお、あれに見えるは・・・、
御嶽山でした。
再度、北方向の連なりに目をやりますと、先月登った焼岳が手前に鎮座まします。ええ感じですねぇ。
下りゆく頃より明るさが増してきます。午前7時頃ですから、まだまだ早朝ですわね。
肩ノ小屋にてホットコーヒーを所望。カップを片手に剣ヶ峰の頂上を眺めやるのも乙なもの。
続いてお花畑を散策してみますと、
ハクサンイチゲがさかりのごとく咲き誇ってました。
これにて本日のメイン・イベントは終了。面白かった。
3時間ちょいの短い登山行なれどそこは3000m越え、決して侮れません。こちらの最高峰を目指すならば、きちんとした装備で臨むべきでしょう。
上高地へ向かうバス中はグッタリとして寝入るのみ。
大正池で降ろしてもらい、自由に散策となります。私はずっと添乗員さんに同行しておりました。
先月登った焼岳も大正池から眺めると実に良いですね。なるほど、深田久弥の文章にも頷けてしまいます。
視線を転じていけば、穂高の連なりが。
田代池なども眺めやり、途中からは田代橋を渡り梓川沿いに進みます。ウェストン碑を経て河童橋にいたる頃には、ポツポツと降っていた雨も雨脚を速めていきます。
雨にけむる上高地も風情があってよろしいなあ。
とはいえ、こんな天候でもかなりな人出、山とは縁のなさそうな人でいっぱい。
河童橋のたもとの一角のベンチではなんとか雨をしのげそう。ちょいと早いが、ここで昼食の弁当をたいらげる。
バスターミナルに隣接するインフォメーションセンターに集合の後、これまた先月同様に平湯温泉に移動。一風呂浴びて帰阪の途に着いたのでした。
2009-07-11
フー・ノウズ・ホワット・トゥモロウズ・ゴナ・ブリング/ブラザー・ジャック・マクダフ
フー・ノウズ・ホワット・トゥモロウズ・ゴナ・ブリング ブラザー・ジャック・マクダフ ジョー・ベック ドナルド・マクドナルド EMI MUSIC JAPAN(TO)(M) 2009-02-25 売り上げランキング : 23387 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
以前、オルガンブームがあったりしましたが、個人的には相容れることもなく、ブラザー・ジャック・マクダフなんてのはよう知りませんでした。たまたまBNLAのレコードということで入手したのがこの盤だった。
ジャズの範疇に入る代物ではないものの、アーシーでソウルフルな音曲はそれなりに気に入ってしまい、たまに取り出して聴いてましたなあ。
しかれども、こんなものまでもCD化されるとはねぇ・・・。
クレジットをみれば、ランディー・ブレッカーやジョー・ベックの名前があったのではなかったか。加えてチューバのレイ・ドレイパーの名前があり、珍しく思ったもの。
コンプリート・ライヴ・アット・ザ・ライトハウス/エルヴィン・ジョーンズ
コンプリート・ライヴ・アット・ザ・ライトハウス エルヴィン・ジョーンズ ビル・チャペル スティーヴ・グロスマン EMIミュージックジャパン 2009-05-27 売り上げランキング : 10294 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
以前、紙ジャケで出た際に入手、それ以前に出てた輸入盤ではカットされていたオープニングのアナウンスもちゃんと収録されていることに安堵し、オリジナル盤を手放したのだった。
今回、コンプリートとあるのが気がかりでやはり購入してしまう。
なにはともあれ、冒頭の「ファンシー・フリー」でのデイブ・リーブマンのソプラノは幾度聴いても圧巻、感涙ものである。
2009-07-05
天狗塚(長峰山)へ
天狗塚(長峰山)へ時刻あわせならぬ標高あわせに。
早起き出立の出張続きで寝不足義気、この週末はフラフラして体調は今ひとつ。先の山行に支障なきよう続けている近隣の山歩きも今日ばかりは休止としておこうとしたところ、先日購入したバリゴの標高をあわせていないことに思い至る。
明確な標高が示されている地に立ち、あわせておかねばあの時計使えぬものなあ、ということで、15時をまわる頃から六甲駅へ、標高688mの天狗塚へむかうこととする。
天狗塚の岩場にある四等三角点の上にNo46を置き、688mと標高を設定。ホンマにこんなんでエエんかしらん。
今日も今日とて暮れなずむ手前の神戸市街を眺めやります。
暮れかかる直前、まだ少し明るいうちに麓に下り立ちますと、いきなり巨体のイノシシに遭遇、一瞬緊張しますも、むこうの方があわてて走り去りまして、事なきを得る。それにしてもえらいびびってしまいました、
ふと周囲を見回してみますと、そこここにパンくずらしきものが散乱しています。これは明らかに、人力によるもの。おいおい、これはあかんやろうて。
2009-07-03
山登りはじめました
山登りはじめました めざせ!富士山編 鈴木ともこ メディアファクトリー 2009-06-17 売り上げランキング : 1176 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「悩んだときは山に行け!」と同時期に購入。
年配の男子でも楽しめますし、ましてや山歩き初心者であれば参考になることも多々あり。
とかなんとか云いながら、ところどころに垣間見える著者の心情に共感し涙してしまったりも。いやあ、最近は涙もろくなってしまって。
悩んだときは山に行け! 女子のための登山入門
悩んだときは山に行け! 女子のための登山入門 鈴木 みき 平凡社 2009-05-26 売り上げランキング : 3225 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
帰りのやくもで読んでました。
年配の男子でも楽しめますし、ましてや山歩き初心者であれば参考になることも多々あり。
とかなんとか云いながら、ところどころに垣間見える著者の心情に共感し涙してしまったりも。いやあ、最近は涙もろくなってしまって。
2009-07-01
BARIGO no.46
BARIGO(バリゴ) no.46 リストオン ブラック BARIGO(バリゴ) 売り上げランキング : 4646 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
数年前から、腕時計はしていなくて、時間は携帯の表示で確認しているのだが、三島駅に移動する前に、秋葉原のヨドバシカメラに立ち寄り購入。あくまで山用。
わざわざ出張時に購入せずとも、ネットでいつでもオーダーできるのだが、これに関しては、大きさとか質感とか、現物を見てみたからとしたかった。
大きさはまずまずで、ちょいチープな感じがむしろ好ましい。買いましょう。
コンパスと気温、それに何といっても標高を表示してくれるのが面白そう。
あたしはオレンジ色のやつを選択しましたわ。
豊明市から文京区、富士市〜裾野市
6月末日は、愛知県豊明市某所でまずお仕事。そのまま、名古屋駅を経由して東京まで。文京区某所にてお仕事の後、秋葉原にとった宿までは歩きで。
荷物を置いた後、20時前なるもちょいと捜し物があったりで、駅前のヨドバシカメラを覗いてみる。うーむぅ、大阪のヨドバシにはなかったけれど、さすがというかここにはあります。
7月初日は、三島駅まで移動。富士市某所にて一仕事後、先日の裾野市の先を訪問。先の土曜日よりは二本ほど早いこだまに乗車し帰阪する。