2009-10-25

雲上の稜線は晴 蔵王山

土曜の休日出勤で山形県山形市への出張は、まず朝8時前伊丹空港出立の便で仙台空港まで。
少しでも安くあげようと、宿がセットになった格安ツアー(往復の飛行機の追加料金がベラボウで一泊の宿代がうく程度で格安でもない)では山形の空港を利用できず、仙台空港からJRに乗り継ぎ、山形入りとなる。

それでも仙台駅からなら、山形駅まで一時間ちょい、車でも同じような感じだそう。案外近いのですなあ。

鉄道では山間部を走るらしく、山形駅に近づくごと、過ぎゆく窓外の見事な紅葉の景色に魅せられてしまう。

この日は昼過ぎから蔵王駅近辺の某所で一仕事。
日帰りは無理だろうとしていたが、やはり19時をまわってしまった。翌日の日曜は予備日として、念のため夕方というか夜の便で帰阪するよう予定していたが、仕事は一応昨日中に終了。ならばならば、見上げた視線の先にある蔵王に赴くべし。

なれど今朝は、残念ながらの曇り空。
それでもまあしゃあないなあ、と山形駅前から山交バスで蔵王温泉バスターミナルへ。
蔵王ロープウェイ蔵王山麓駅まで移動し、



ロープウェイで樹氷高原駅まで上がる。



樹氷高原駅からは、リフトを利用せず、横のスキー場らしきところを登って行きます。
ううむ、この空模様では眺望は期待できそうにないなあ。

すぐに観松平入口に辿着くのだが、本来ここいらからは朝日連峰を眺めることができるそうなのだが、そちらの方向を向いても眺望はゼロ。



観松平をぬけるといろは沼という湿原が。
オオッ、これはなかなかエエ雰囲気ですなあ。



ワサ小屋跡を目指して樹林帯を進み往くと、



なにやら空が明るくなってきて、いつしか青空のもとを歩んでいる。アレッ?
暫くすると周囲が開けてきて右手にリアルな山容が立ち現れます。
なるほど、あれが蔵王山系最高峰の熊野岳やな。
ということは、只今は地蔵山南面あたりを歩んでいるということか。



稜線上のワサ小屋跡に到達。
ここまで来ると雲が下方にあり、雲をつき抜け青く映えた空となっているのが判然とする。



熊野岳に続く稜線上の道は整備されていて楽に歩いていけそう。



道なりに進んで往くと、「近道」の表示が。
エラくガレているようだけど、登山道としてはこちらの方がそれらしそう。
もち、こちらを進み往きましょう。



熊野岳山頂(1841m)に到達。
まずは、蔵王山神社で二礼二拍、パンパンと。
この山頂は平たく見晴らせて、とても広いよう。
ちょっとガスがでてきたりすると、迷ってしまうのではなかろうか。

雲上の景色を眺めているのは気持ちが良いものですが、少しすると寒くなってきた。夏場ではないのだから長居は無用ということか。
それではと、刈田岳方面に歩を進め、次なる目標御釜へ。



オオッ、ちゃんとエメラルドグリーンの水をたたえておりますねぇ、などと見とれているうちに少しずつガスが広がってきます。



で刈田岳あたりに至る頃にはこんな感じで視界も危うい感じに。刈田岳山頂はすぐのようだけど、眺望もなさそうなのでパス。
当初、時間的に余裕があるだろうと、来た道を戻るつもりであったが、ガスが稜線を覆い少々危険な感じもするのでとりやめる。
ちょうどレストハウス前からバスが発車する時間だったのでこれに乗車、山形駅まで戻る。

登山というよりは、ロープウェイを利用した緩い歩きだったけど、面白かった。

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