先週の空木岳が本年度の甲信越地方への山行は最後、と考えていたものの、今週末も天候は良好であるよう。急遽、2週続けて眺めやった彼の地へ赴くこととする。
8日夜高速バスで大阪を発ち、翌早朝、JR韮崎駅前下車。鳳凰三山路線バスにて青木鉱泉へ。
青木鉱泉に設置された登山ポストに山梨県警HPページにて作成した登山届(前日、ネットで提出済)を投函してから出立。
ドンドコ沢コースより滝を巡って鳳凰小屋を目指す。
南精進滝を過ぎたあたりから急登が始まる。
防寒の装備をあれこれ詰め込んでしまうとザックの重量は20kgほどに、長く続く急登はしんどかった。
途上最後に位置する五色の滝。こちらがもっとも見事でした。
9月にもこちらへのテント泊山行を思案したが、かなり混み合うようで断念した経緯がある。
まあ、この時期であれば鳳凰小屋テン場も混雑することはあるまいと余裕かまして滝への立ち寄りを敢行、着いてみればけっこう混み合っています。
小屋のご主人自らがスペース確保のため、区画整理すべく出張っておられました。
幕営後、地蔵岳をピストンしようと考えていたが、あいにく周囲はガスっていることもあり、本日はここまで。そのままビアタイムとする。
10日早朝より行動の準備を始め、明るくなる頃にテントを撤収、一夜を明かすもさして重量減少のないザックを担いで出立。
本日は快晴。これより三山を巡って、夜叉神登山口へ下山する。
登り始めて早々、地蔵岳(2764m)のオベリスクが視界に入ってきます。
おおっ、これが見たかったのよ。
オベリスク頭頂部直下へ至りザイルを手にしてしばし逡巡、やはり頭頂部への登頂は取りやめとした。
周囲をグルッと巡り、360°の景観を堪能。
7月に登った甲斐駒ケ岳が眼前に。右肩あたりには、北アルプスが。槍や穂高、遠く立山や劔も視認できましたね。
仙丈ガ岳や白峰三山、南アルプスの山々、八ヶ岳、富士山もね見事でした。
賽の河原、赤抜沢ノ頭を経て観音岳(2840m)へ。
けっこう歩いてきたなあと振り返る。やはり絶景。
from 観音岳
地蔵岳で稜線に至ってより、富士のお山はずっと見えていました。
from 観音岳
甲斐駒ケ岳と仙丈ヶ岳
from 観音岳
北岳の眺望が抜群。
そういえば、昨年8月はあちらから、地蔵岳のトンガリを眺めやっていたなあ。また、北岳に登りたくなってきた。などと考えながら、薬師岳へ向かう。
進行方向に富士のお山を、右手に北岳を眺めやりながら進みます
薬師岳(2780m)山頂にて。
三山を巡るのはこれにて終了。後は夜叉神峠に向けて下りに下るのみ。
薬師岳小屋より先に進んでより下りの道行は樹林帯の中やけど、たまにビューポイントあり。
なるほど、夜叉神峠からの白峰三山も見事ですね。
夜叉神峠登山口に到着。お疲れ様でした。
乗合タクシーに乗車、JR甲府駅に。
若干小振りな印象はそのまま、天候に恵まれたこともあり、鳳凰三山は思いの外よいところでありました。
高峰ではそろそろ降雪の時期へと移行しましょうから、今年の甲信越地方での山行はこれにてお開き。
6月初旬の八ヶ岳に始まり、夏山の時期を迎え今回の山行まで、
八ヶ岳2回、北アルプスは剱岳2回+立山三山、西穂に焼岳、中央アルプス2回、南アルプス2回、
一泊二日の山行のみとなったが、我ながらよう頑張ったなあと。
また、一度も涸沢方面へ赴くことが出来なかったのが心残りではある。
来年は先ず、西穂-奥穂間を完歩すべし。
ヤマレコへの投稿はこちらから。
好天に恵まれご機嫌な鳳凰三山行
2011-10-10
鳳凰三山を巡る
投稿者 mktsan 時刻: 10/10/2011
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