元はといえば、対メタボの一環として、昨夏、最寄りの甲山歩きから始めた山への道行きでありました。
この夏は、あちらこちらへと目論むこともあり、まずは、その前に我が兵庫県の最高峰はおさえておかねばと但馬の国の氷ノ山を目指します。
阪神間から公共の交通機関を利用しての氷ノ山登山は、日帰りは難しい。
宿泊することを考えるも、どうやら車を利用した方が安くあがりそう。ということで、昨日はダイエー甲子園店に赴き、即日発行のECTカードを作成し、レンタカーを借りてきて、早朝の出立に備えて早々に就寝。気がかりなのは天候のみ。
早朝5時頃から走り始めるも、雨足はなおも不安定。道中は降ったりやんだり。どうしたもんやら、土砂降りの状態なら引き返すしかないか。
午前7時半過ぎ、登山口のある福定親水公園に到達する頃、やはり日頃の行いでしょうか?この日も晴れ間がみえてきましたね。
登山届の書面とポストがありましたので、所定の項目を記載し、提出してみました。そういえば、登山届の提出なんて初めてのことであります。
8時前頃より歩き始める。
キャンプ場を通り、表示に従って進めば、しばらくはつづら折りの登りが続きます。
昨日来の雨のせいで、道はぬかるんでいて歩きにくいかも。
やがて平坦な道に至り、地蔵堂が見えてきます。
地蔵堂の前を過ぎ、樹林の中を更に登っていきます。
そうこうするうちに、地図を確認すれば頂上までの中間地点となりましょうか、氷ノ山越に到着。ここで一休み。
このあたりより何やら靄ってきまして、少々不安な心持ちになったり。
左右にはブナの原生林が。靄る感じは更に増していくよう。
こんなところも登っていきます。更に白んでいくような・・・。
はたまた白んでいくか・・・、この様ではよもや眺望は臨めぬか。
仙谷口に到達。ベンチに座り、ここでも少し休憩をば。
頂上間近?
靄の切れ目から見える山並みには瞬時にして感激。気力も一気に回復。
あれれ、もしかしてあそこが頂上?
頂上でした(1509.6m)。
登りの所要時間は登山口より約2時間半ほどとなった。
ガイド本を読んだり、友人に聞かされていた話からもっと過酷な山行になるものと覚悟していただけに、実際はさほどでもなく拍子抜けの感が。脚力も体力も、気力までもまだまだいけますぞい。
持参したおにぎりをパクつき、早めの昼食を。
岡山、鳥取方面の雲が動き、そちらの眺望が臨めぬものかと小一時間ほど待ってみるも、あきらめる。またの機会ということで、下山の途に。
こちらが神大ヒュッテだとか。
ドウダンツツジが良い感じだったので、小休止して眺めやります。
こういう写真は難しいですね。
途中、泥道で派手に転んでしまい私とザックのお尻は泥だらけ。上着の替えは用意しているが、パンツの替えはない。本日の行程はずっと泥道、よく見れば登山パンツの裾は泥だらけ。なるほど、こういう山歩きではスパッツが不可欠なわけか。購入しとかねば。
東尾根避難小屋を経て、東尾根登山口に降り立つ。
頂上あたりを見やり、雲がかかったように靄っているのを眺めながら、福定親水公園の方向に足をはこびます。
登山届けを投函するポストに、登山届けと対になった書面に下山時刻を記載して投函。本日の山行はこれにて終了。
当面の目標であった氷ノ山だが、昨日までの天候をおもえば、本日の山行は上出来。面白かった。
八鹿にて天女の湯を浴び人心地をつくも、中国自動車道での渋滞でげんなり。
帰宅途上、泥だらけの登山パンツが少々みっともなかったかも。
2009-05-31
氷ノ山にて
2009-05-28
堂島で20分待ち
2009-05-24
デジイチぶら下げ、須磨アルプスを
2009-05-16
D60 デジイチをば入手
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山歩きには単焦点のコンデジGR DIGITAL IIを同道し、これはこれで重宝しておりますが、デジイチならばさらなる変化もあろうかとエントリー機を購入してみました。
大昔、初めて買った一眼レフカメラがNikonのFAってやつでしたので、同メーカーの製品を。
2009-05-10
剣尾山
阪急川西能勢口で能勢電に乗りかえ、山下駅まで。
駅前から能勢の郷行き阪急バスに乗車、終点手前の業者口バス停で下車し、登山口を目指す。
今回は私的には珍しい大阪の山。
登山口はこんな感じ。
苦手な丸太階段を登っていくとその途上、あちこちに巨岩が鎮座ましまして、肉眼では判別できなかったものの、仏像や梵字が記されている旨の掲示がある。登るにつれ、行場の嶮しい雰囲気がうかがえる。
そうこうするうちに行者山の頂上に至る。
まだまだ登りの道は続き、けっこう歩いてると実感する頃、居並ぶ地蔵に出くわしましたので、そこはそれ一旦合掌。
その先の寺の跡(月峯寺とか)らしき場所を過ぎると、
剣尾山頂上に到達(784m)。
広い山頂を移動しつつ、360度の景観を楽しみつつ小休止。
次のピークとなる横尾山へ向かうべく、一旦下りを往きしばらくすると登りに。植林地と覚しきあたりを通る登りの道の半ばで振り返り、剣尾山の山容を眺めてみる。
摂津と丹波の境界ということでしょうか、国境を示す石標を経て、
横尾山頂上なのだと。
景観があるわけでなく、頂上らしき様相もなく少々拍子抜け。
ならばならば、あとは下山の道を急ぐのみ。
事前に調べておいた能勢の郷バス停からの次の便まで一時間を切っている。往路もそうであったが、こちらでもご多分にもれずバス便は多くない。常にないペースで下りを歩き、余裕でバス停着。よかった。
2009-05-05
阪急宝塚駅から六甲最高峰へ
一昨日は遠出して湖西の山を訪ねたので、今日はもう少し近場へ。まだやっていない阪急宝塚駅から東六甲縦走路を辿り六甲最高峰を目指すコースを歩いてみた。
歩く距離が先日にも増して長そうなので、ちょいと覚悟が必要かとかまえてみたり。歩き通すことができれば、これまでの道行きで最長となりそう。
阪急六甲駅より武庫川を渡り、住宅街をぬけると塩尾寺へ続く登りの道が。
いつもとっかかりの数十分はきつく感じる。ひいはあ。
塩尾寺のすぐ横にある登山口から縦走路入ります。
岩倉山あたりで、「この先展望良し」との表示があったので、脇道に入り込むと反射板がたっていまして、取り囲むフェンスを回り込むとベンチが据えられた展望スペースがあります。
あれに見えるは甲山。今日もまた天候は優れぬが悪くない眺めだわ。
まだまだ先は長い。上り下りを繰り返し、延々と歩き続けます。
かれこれ4時間近くも歩きましたでしょうか、やっとこさ一軒茶屋と最高峰の電波塔が見えてきました。
その名称に惹かれて石宝殿にも立ち寄ってみましたが・・・、加古川のとは違うようで。
この頃より雨がぽつぽつと。
最高峰到達。
山頂手前のあずまやでへたり込み、昼食にと用意したおにぎりを頬張る。
そうこうするうちに雨脚が強くなってきます。
周囲では、レインウェアを取りだし着用し始める方々もちらほら。
そうか、こんなところでも持ってきてはるのね。
実は、先日私もレインウェアを購入しましたが(ゴアテックスのやつ)、六甲ではいらぬだろうと、持参してはおりませんでした。
確かに、これだけの雨量であれば十分実用であったか。
次回よりはリュックの底に忍ばせておきますかな。
ここは、簡易の防水機能を有するジャケットで凌ぐこととする。
雨がやむ気配はないものの、当初の予定通り西おたふく山山頂まで足をのばしてみます。
西宮市内からも眺めやれる、最高峰の向こうに位置し、塔が林立する山頂はこのようでありましたか。
2009-05-03
武奈ヶ岳
7時前に出立し、JR大阪駅から7:45の湖西線側に向かう新快速に乗車、8時半をまわる頃に堅田駅にて下車。
駅前から江若バスで登山道まで。
登山客が多がったりし、通常の路線バスに乗りきらない場合には臨時便が増発されると聞いていたが、まさしくそのように臨時便の観光バスがお目見え。
平と坊村バス停へ直行しますから、両バス停に行かれるお客様はそちらをご利用下さい、とのこと。
実のところ、本日は「平」のバス停まで乗車し、蓬莱山を目指すべく予定していたのでしたが、「坊村」と聞いてしまい、それならば来月にでもと考えていた武奈ヶ岳登山に切り替えもありやな、との思いがわき上がってきます。
車中ずっと迷って・・・、平のバス停で下車せずやり過ごします。
ということで、坊村のバス停。
工事中の明王院の前を通り、「御殿山コース」を登っていきます。
脇の道標には「御殿山コース ワサビ峠を経て武奈へ」と記されています。
歩き始めたのは9時半をまわる頃。
只今は曇り空。本日はどうも天候が冴えんよう。しかたなし。
これまでにない急坂の登りにまず戸惑う。
これが九十九折りに続くものだから、早々にへたり気味。焦ることはないので、歩幅を狭めゆっくり登っていきます。
それでも、30分ほども歩きますと、体が温まってきたのか、少々ピッチを上げていってもさほど苦にならなくなってきましたので、途中の休憩もそこそこにグングン進んでいきます。
登りの道もしばし途切れ尾根道に、「武奈ヶ岳 1,5K」とあります。
途中、展望の開けた広場では写真を2.3枚撮ったのみで、そのまま進むと、すぐに御殿山山頂に至る。
ここでは、360との展望が。
おおっ、あれが武奈ヶ岳やな。
御殿山から一旦下り、ワサビ峠に。
前方に武奈ヶ岳を眺めながら尾根道を往きます。
曇り空なれど、これが何とも気持ちいい。
尾根道を往ききると、ケルンと道標が。
頂上まで、後二つほど、小ピークがあるのが見て取れます。
やっとこさ最後の登りに。
頂上に到達、嬉し。
所要時間は、坊村のバス停から歩き始めて約2時間ほどですか。
霞がかっていてなおかつ曇天となれば、360度の眺望もいまいち。
眼前に映えるはずの琵琶湖の眺望もぼうっと霞んで見えるのみ。
快晴の日に再訪したいものです。
頂上で昼食を済ませた後は、ひたすら下りの道をJR比良駅まで。
ああ面白かった。
次の滋賀行は蓬莱山としよう。