2009-03-29

帝釈山~丹生山

風邪をひいてしまったのか、鼻と喉の調子が悪かったものの、咳き込むことを除けば調子は回復基調。

ここのところ、休日出勤や天候不良と山歩きがままならぬ日々だったりして、かなりムズムズしとりますので、ここは思い切って山への道行きを決行することに。
神戸の北に位置する丹生山系へ。

神戸三宮から市バスに乗車、山麓バイパスに乗り入れ、神鉄箕谷駅に。ここで下車し、衝原行き神戸市バスに乗車、丹生神社前で降りますとこのような鳥居が眼前に。
彼方に見えるのが丹生山らしい。



ガイド本による誘いがなければ、近隣の神戸市内とはいえ、終生足を踏み入れることもなかろうと思わせるのどかな田畑の風景が広がっています。

川を渡り、道の真ん中に据えられた地蔵を見やるとすぐに登りの道が。



日だまりの林道をずっと往きます。



しばらくすると、当初の目標となる帝釈山と丹生山の分岐の表示が。
しかして、こないにあっさり行き着くはずはないと、これをやり過ごし、そのまま進んでいきます。これが間違いであったことは後に判明。

次の道標がある地点に到達、ここかな?
帝釈山方面に進みます。



ガイド本によれば、分岐よりの所要時間は20分とあるものの、中々到達いたしませんですね。
思いの外時間を要して、やっとこさ帝釈山頂上に。



本日も、けっこう霞がかっておりますが、天気は良いので景色は悪くない。そんな眺めを見やりちょいと一休み。
明石大橋から淡路島、須磨アルプスの連なり、東に続くおそらくあれは高取山で、その向こうは菊水山あたりなのでしょう。





来た道を戻り、再び分岐地点へ。
そのまま、丹生山を目指そうと進んだところ、あっけなく丹生神社の鳥居が現れます。
帝釈山へ至るに時間を要したものの、丹生山頂の丹生神社へはすぐさま到達。
なるほど、あっさり行き着きついたという疑念からやり過ごしてしまった最初の分岐は、はたして正解でありましたかな。



正午前に到達してみると、多くのハイカーがお弁当を広げ憩っています。
この度は弁当の用意をしていないので、そのまま衝原バス停を目指して下山の途に。



丹生城跡の碑を眺めつつ、歩を進めます。
衝原のバス停に至り程なくしてバスが到着。この時間帯ではバスの便は1時間に1便ほどのようだから、ラッキーではあった。

途中、やたら咳き込んでしまうこともありましたが、今日も面白かったよ。

2009-03-22

坂田 明 ジャズフェスタ

坂田明のライブに行かんかね、とのお誘いがありまして、ここんとこ仕事で通い慣れた近鉄生駒駅まで。
駅前の生駒市中央公民館サンホールにて、料金はなんとまさかの¥1,500。



和製ジャズに疎い私は、長くJazzファンをやっているものの、ジャズプレイヤー坂田明の音楽に耳を傾けるのは、実のところ今日が初めて。
こうだろうとかってに予想していたようなフリーキーでアブストラクトな雰囲気はほどほどに、艶やかなアルトの音色に陶然としつつ、これまで何をしていたのかと後悔の念が。
熱く醸し出される音はオリジナリティ溢れるも間違いなくジャズの王道を往くもの。素晴らし。

強力にアシストされておりましたピアノとベースの方々もおそらくは只者ではないのでしょうなあ。

会場でディスクを購入しまして、サインを頂戴しました。



縦にありますのは、ピアノの黒田京子さんのもの。この方のリーダー作も今後聴いてみようと。

2009-03-21

川の流れを見つめて

20日のお昼過ぎのこと、休日やし、三連休やしと、ゆったりかまえ、明日までは天候も良好らしいし、山歩きはどちらへと思案していたところでiPhoneが鳴りだします。
ううむ、よもやの商用が舞い込もうとは・・・。

ええ、ええ、来週は忙しいので、連絡いただければ、この土曜でもOK、馳せ参じますよ、とは申しておりましたものの、前日には連絡なし。
先の話になろうと、先週の日曜も出勤したし、少しはゆっくりできるかとしたところが、まさかの連絡、トホホホホ。

「明日なんて、急すぎて・・・、無理なさらなくても・・・」
いえいえ、今の時間からならばちゃんと準備できますし、私としましてもどちらかといえば来週は予定が詰まってまして、むしろ都合はよろしいものですから。
「無理なさらないで・・・、そうですか、よろしければお願いしようかしら。」
となりまして、早朝、7時過ぎののぞみで東上しとります。
向かうは栃木県は足利市。
例年のごとく、連休を控え、そろそろ案件も乏しくなりましょうから、お話があるうちは早々に動いておかねばなりませぬ。

車中、訪問先が中央に位置する地図を眺めていますと、少し南に渡良瀬川なる川が左右を横切っていることに気づく。
渡良瀬川、ってなんか聞いたことがあるようなないような。
ちょいと、検索してみることに。

本日は、N700系に乗車。
先日より、SoftBankのモバイルポイントが利用できるようになっているらしく、iPhoneの使い勝手が一段と向上、ってことで早速試してみます。

渡良瀬川かい、なるほどなるほど。
森高なんたらさんの「渡良瀬橋」という歌曲があって、これが流行って知名度upって?
へえっー知らんかったなあ。所謂ご当地ソングというやつやね。

で、YouTubeのリンクがありますので、これをクリック。iPhoneでYouTubeのページが表示されすぐさま再生開始。

あれれ、この曲、なかなかエエやないですか。
三回ほど連続で再生してみますとえらく気に入ってしまって。
年を重ねた所以でありましょうか。昨今は、なんのてらいもなく、こういうのも素直に受け入れてしまいます。

東京駅から、北千住に移動。東武伊勢崎線に乗り換え、りょうもう11号にて約1時間ほどで足利市駅に。



おおっ、清流やわねぇ。
なるほどあれが、渡良瀬橋なのですなあ。
ほのぼのとした、良い眺めでありますことよ。
早起きして、長い道のりをはるばるとやってきましたが、少しは報われたような気分に。

そんなこんなで、気力を持ち直しつつ客先に足を運びます。

足利市内におりましたのは実質4時間ほどでしょうか、再度足利市駅に立ち、早々に帰途につきましたのでした。
2週間後の訪問時は、少なくとも一泊しますのでもう少しゆっくりできましょうか。

2009-03-15

アガルタの凱歌/マイルス・デイビス

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休日出勤の帰途、会社の近所の中古屋さんで、06年復刻の紙ジャケを見つけたので購入しときます。

この折の復刻ではレコード発売時の仕様を忠実に再現しているらしく、なんとなんと(今は亡き)半村良さんの文章までついとります。90年代に発売された最初の紙ジャケCDでは、そこまで配慮されてなかったからねぇ。懐かしいわあ。
とは言え、付属の冊子はLPサイズの縮小版となり虫眼鏡で覗きこまねば判別できませぬが。

個人的には、「ライブ・イヴル」か本盤がマイルスのベストやと思っとります。
本日、再聴しあらためて感動し直し。なんとも美しい。

2009-03-07

播磨国の高御位山へ

播磨灘を眺めるのもいいかと、出立が遅くなるも播磨国のお山を訪ねましたよ。

姫路のちょい手前、JR曽根駅に着いたのは14時45分頃。こんな時間からで大丈夫かな、と不安に思いつつ曽根駅からほど近く、とっかかりの登山口を目指す。

すぐに岩場に出くわしというか、本日の行程はやたら岩場に取っ付くものであった。
しばらく登り振り返ってみれば、早々に眺望が開けてきます。



どうやら真ん中あたりにあるピークが目指す高御位山であるよう。
幾度かのアップダウンを繰り返し進んでいきます。



頂上手前で振り返ってみますと、辿ってきたルートがくっきりと見渡せます。



高御位山山頂に到達したのは17時過ぎのこと。



道すがら眺望もよく気持ちよく歩けましたが、山頂からの展望はひときわ。
曇り空なれど、姫路や高砂の市街やその先の播磨灘から播州の山々まで、ほぼ全方位が眺めやれます。



下りは「長尾へ」とあるコースを往きます。
霊園前バス停に至るも、この時間ともなれば既にバス便はなし。時刻表によれば元々本数はわずかであるよう。
そのまま歩き続け、再びJR曽根駅に達したのは18時半頃のこと。

遅くはなったが、本日も面白かった。
しかれども、次の休みからは、もう少し早い目に出立、動き出すこととしよう。

2009-03-01

一日と日曜日が合致

この日にまだ上映しているところがあれば見ようとしていた「おくりびと」ですが、オスカー受賞してしまって凄いことに。映画館はえらい混みようで。

けっこう笑わせつつも、反面息を詰めてしまうようなところも多々あり。
館内全体が息を詰めて見入ってしまうというのは実に異様なもの。
この映画、確かに力があると思う。

年取って涙腺が緩くなっているってこともありましょうが、劇中の台詞やそれぞれの所作にはかつて体験したその際の想いが喚起されてしまい、初っぱなよりずっとウルウルきてましたですね。

ただ、題材、そのカラー等別物ではあるものの、日本映画の巨星たる「羅生門」の域には達してはいないのだけれど。アカデミーがよくぞこの映画を選出したもの、と不思議には思う。