
千畳敷カール
今期は会の雪山教室を仕切る役割を担ったりし、終了後はゆっくりしようと、こと雪山に関しては例年ほどの熱心さに欠けていた。
GWにはそれなりにと、山行は六甲での自主トレーニングが中心な感じだったが、会友が計画してくれた山行に便乗して、春山本番前に前夜発日帰りで残雪の木曽駒ヶ岳へ赴く。

ロープウェイで一気に2600mの千畳敷着、先ずは乗越浄土へ。

中岳へ向かう途上、宝剣岳を眺めやる。

木曽駒ヶ岳 中岳から。

木曽駒ヶ岳山頂。

剣岳から空木岳方面と三ノ沢岳。

千畳敷へ戻りましてから、ご当地名物ソースカツ丼を食す。
山行記録はこちらに。
木曽駒ヶ岳
2015-04-18
残雪の木曽駒ヶ岳
2015-02-28
ドキュメント 気象遭難 / 羽根田 治
| ドキュメント気象遭難 羽根田 治 山と溪谷社 2003-05-01 売り上げランキング : 253834 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
御嶽山本の後、年初に読了したもの。
山岳関連の書籍や雑誌やサイトでは、著者の書いたものはよく見受けられ、目を通している。
気象遭難という題材に面白く読了したとしてしまっては語弊があるも、紹介されているいずれの事象も興味深いものばかりでスラっと読み終えてしまった。
自らの備忘録&他山の石とすべく、本文から幾箇所か引用し記しておく。
より理解を深めるための配慮なのだろう、各章とも、遭難事例の内容に加えて、専門家による気象解説と地上天気図、雲の画像が添えられている。
春・沿海州低気圧 谷川岳ー雪崩
登山のエキスパートらが登攀時に遭遇した雪崩が主題。
「事故の要員となった雪崩は、沿海州の低気圧に向かって南風が吹き込んで気温が上昇し、雪が緩んだことによって引き起こされた。」(同書より引用)とある。
春へと移ろう時期はその雪質の見極めが重要。まあ、これは容易ではありませんなあ。
春・春の嵐 伊那前岳ー突風
「この事故に関して言えば、遭難者は強風に吹き飛ばされて亡くなったとしか考えられない。断定はできないが、事故当時の状況からして、おそらくその可能性が最も高い。」(同書より引用)、
人間をいとも簡単に舞い上げるような風が吹く状況は想像し難い。
そういえば、立山での2度目の春山山行の折、撤収時に雷鳥沢キャンプ場から室堂までの間で終始強風に苛まれたことがあった。テント泊の重めの装備を担ぎつつも、吹き飛ばされそうな風の威勢に怯みっぱなしだった。少し進んでは幾度も耐風姿勢を繰り返し、標準の所要時間を大幅に上回るペースでどうにかこうにか室堂に至ったことが思い出される。
「そもそも中央アルプスでは、三月半ばから四月にかけて猛烈な風が吹くことが多いのだそうだ。そのなかでも2911メートルピークから伊那前岳にかけての稜線上は、とくに風の強いところだと言われている。しかもそういうところでは、地形によっては吹き上げ風が発生するのだと、(略)」(同書より引用)。
「たとえば同じ場所、同じ次期でも、山の状況は気象条件で全然違ってきちゃう。だから山で自分の安全を確保するためには、まず気象の変化による山の状況の変化に自分の技術で対応できるかが大事になってきます。昔の登山者がいちばん恐れたのは気象ですよ。今の登山者は、気象の変化に対する危機感を全然持っていない。気象の変化から自分の身を自分で守るための危機管理の意識が、間違いなく薄れてきています。今回の事故はその延長線上にあるといっても過言ではないと思います」(同書より引用)、
私らみたいな中途半端な中高年登山者にとっては耳に痛いメッセージではある。
この事例の起こった日時は、2002年3月21日のこと。現在運行を休止している千畳敷ロープウェイが来月後半に復旧するとの報に、4月半ばの木曽駒ヶ岳山行を計画していたり。心してかからんとあきませんね。
夏・雷 塩見岳ー落雷
中高年登山者を主体としたツアー登山での事例。唯でさえお任せの雰囲気はあったでしょうから、個々の登山者の天候観測の力量以前の問題で、予測しがたい状況で最悪の事態に至ったってことだろうが、主催するツアー会社の責任が大ではあるかな。蛇足となりますが、個人的にはね、山行の全幅を他者に委ねるような登山はしたくないというのがホンネのところ。
「山で落雷事故に遭わないようにするには、雷の発生を予知して逃げるのがいちばんだ。そのためにも山行中には毎朝毎晩、天気予報をチェックし、行動中には観天望気に注意を払うようにしたいものである。」(同書より引用)。
観天望気とか気象に関する知識については、著しく欠落しているのを自覚していますから、実は偉そうなことは言えない。
夏・台風 トムラウシ山ー低体温症
本書が出版されたのは2003年となっていますから、2009年の近年稀にみる死者をだした遭難事故以前のこと。同じトムラウシ山にて、規模は違えど2009年の事故と似通った状況下での低体温症による遭難事例である。2009年のがツアー登山で本書の事例は自主山行、との違いはあるものの、どちらの場合も根本は、悪天候の中を行動するべきではなかった、につきるよう。過酷な状況において、如何に判断し行動するか、あらためて考えさせられる。
同事例の同日に居合わせるも、何らかの対処をするでもなく、登頂を優先してそのまま通りすぎた登山者のあり様について、地元・北海道新聞の記事が紹介されている。短文ながらいささかショッキングなのが印象に残る。
「〈あの朝登頂したすべての登山者に問いたい。あなたがたは、下半身を寝袋に包み、あおむけに横たわっている女性のわきを通りすぎたはずだ。声はかけたか。手は合わせたか。その後、極めた山頂での気分はどうだった。せめて、後味の悪さぐらいは感じたか〉」(同書より引用)。
山行では常に危険と隣り合わせ、相身互いが前提となりましょう。自ずと良識を持って行動したいもの。
秋・太平洋沿岸低気圧 立山ー凍死
中高年登山者の大量遭難事故として、よく引き合いに出される事例ですから、既知ながらも事故の詳細を知るのは同書によるところが大。
当時、救助にあたった内蔵助山荘オーナーの言、
「装備云々よりも、引き返す決断力があったかどうかに尽きると思います。まず勇気を持って引き返すことができたなら、この事故は防げたんじゃないですか」(同書より引用)。
尚、この章では中高年登山ブームについても言及されている。
冬・西高東低 剱岳ー異常降雪
冬・二つ玉低気圧 剱岳ー暴風雪
剱岳の事例については、どちらも厳冬期の先鋭的な登山における事故が対象となっていて、いわゆる冬剱の苛酷さを再認識するばかり。
気象の事象については読み解くものの、厳冬期の剱岳山行のあり様ばかりに興味が向いてしまっていけません。
憧れはありますものの、厳冬期の剱岳に自ら臨もうとすることについて、その実効性を云々しようとするほど無知ではないと自認してますし、所詮、冬剱なんて高嶺の花。敷居が高いレベルのお話ではもうとうなし。
技術や体力はもとより、山行に数週間もの期日を確保するなんてのもあり得んし。 いつか、GWの時期にでも行けたらなあ、などと密やかに考えてみたりはするものの、先ずは夏の課題を済ませてからとなるか。
総じて、ネガティブな情報は棚上げとするスタンスでは、安全(?)登山は成り立たず。そういう意味では、こういった書籍は参考になる(はず)。
山でのリスク回避するためには、経験に裏付けされた知識と技術にもちろん体力も不可欠。体力ともどもオツムの方も鍛えていくよりなしか。けどオツムの方は無理そうな…。
2015-02-16
RX100
カメラを新調しました。
コンデジですけどね。
昨秋のいつの山行の折であったか、昨今の山行きに常用するコンデジNikonのCOOLPIX P310を取り出して、バッテリーをチェックすべく起動ボタンをオンしてみれば、んっ・・・液晶が真っ暗なまま。(・・;)
電子音がし、レンズ部分はせりあがってくるんで、まるっきり壊れているわけではなさそうやけど…、液晶のみ逝ってしまったって?。
何故唐突に、いささか凹む。
ということで、以降の山行ではその昔購入したものの、デジイチ購入後は長く放置していたパナのDMC-LX1を持ち出している。
写真はド素人やけれど、山を始める前後であれこれ買い足してました。
特段カメラ好きってわけではないので、それなりに撮れればOK(のはず)。
しかして、デジタルガジェット好きの気はあったりするので、デジタルカメラが普及しだした頃よりは、AppleのQuickTake 100なんかを所有していた時期があったり、何やかやと遊んでましたね。
DMC-LX1を入手した時期や動機は今となっては定かでない。
山を始める以前のことだった。
カメラのセンサー撮像素子のサイズが1/1.65型のCCD、画素数861万画素でライカのレンズを使っているということだったから、当時としてはそれなりのコンデジだったはず。
まあ、実際安くもありませんでしたし。
放置していたとはいえ、時折は持ち出していたのだったか。今でも同機の絵作りは悪くないと思ってますし、それなり気に入ってます。
続いてリコーのGR DIGITALIIというのを入手した。ブログの記によれば2008.2.11のことだったらしい。
これも山を始める以前のことで、何故引き続きこんなのを購入してしまったのかその記憶はなく、えらく高かったのは覚えている。
有効画素1001万画素で1/1.75型原色CCDとあります。
このカメラはDMC-LX1以上に気に入ってしまい、ずっと持ち歩いていましてね、ちょうどその年の夏頃より六甲歩きを始めて、道行の記録用にあれこれ撮ってました。
悲劇が起こったのは2011年8月、2度目の剱岳山行の折のこと。山頂であちこち撮っていたところ、不注意にも手からするりと落下、岩と雪の殿堂たる剱岳山頂の固い固い表面部にごっつんさせてしまって・・・、見ると本機の沈胴部あたりが著しく凹み、あえなくお釈迦に。
山を始めて1年、北アルプスに赴こうと意を決する頃にはコンデジでは飽き足らず、デジイチのエントリー機NikonのD60を購入。
エントリー機とはいえ、デジイチだと素人目にも写真の出来が違うのは一目瞭然。以降の山行きでは、デジイチとコンデジを持出しておりました。
あれこれ山行をこなしてしばらくすると、次第にD60のサイズと重量が負担になってくる。次を模索した時には、当時普及が加速して値頃感のあったOLYMPUSのミラーレス一眼PENなんてのにも手を出した。まあ、D60よりはコンパクトやけれど、使ってみるとやはりそのサイズと重量は許容できないというかしたくない。ミラーレス一眼でもイマイチ、となるとやはりコンデジなんである。
当時、たまたま覗いてみた難波のカメラのキタムラにて、コンデジの選定候補であったCOOLPIX P310が、何故か破格の値札が掲示されており、即、購入。
有効画素数は1605万画素、撮像素子のサイズは1/2.3型で原色CMOSセンサー、光学4.2倍ズーム、NIKKORレンズとなっていまして、これが確か1万円台だったはず。
以降の山行ではずっとこれを使っていた。
雨に降られぱなしの折立から太郎平のテンバまでの道行では、カッパのポケットのしまっていたものの、止水ジッパーを閉め切るのを怠って水浸しにしたり、
剱ほどではないけれど、国内有数の高峰群で手元から落下させたことも数知れず、
実はけっこう手荒くあつかってきたので、これまでもっていたのが不思議と言えなくもない。流石Nikon、って違いますか。
で、今回購入したのがこれ。
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決め手は、1.0型のセンサーを積んでいるにもかかわらず、既に2台の後継機種が発売されているので、ある意味型落ち?、値頃感が絶大であることだったりします。
こうしてあれこれ思い返してみますと、毎度、マニュアル撮影が可能な機種を選択しているものの、プログラムモードかオートでしか利用していないので値打ちありませんなあ。
2015-02-15
ザ・ソング・オブ・シンギング / チック・コリア
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こんなのが目についたので、入手してみた。
大昔に聴いた覚えはあれど、当時は全く受け入れ難い種別の音やったかな、レコード時代も購入することはなかった。
さしたる期待もなく、数十年ぶりに再聴してみましたところ、かつてとは異なり好盤との印象を抱く。
メンバー的にCircleの流れみたいですから、フリー・インプロビゼーションが基調となっていて、耳にスラっと入ってくるような類の音ではけっしてないけれど、昨今はこの手のが実にしっくりときてしまう。
同盤を録音してより、さしたる時を待つこともなく、あの Return to Forever なる名盤へ至るなんてのはちょっと想像し難い。
2015-01-25
2015-01-18
2015-01-12
北八 天狗岳
年初の連休は、ホテル千畳敷泊で木曽駒に登るという少しばかりお気楽な山行を計画してましたが、千畳敷ロープウェイが運休でおじゃんに。急遽の代替え山行は北八の天狗岳となった。
私、冬期の天狗は3度目になりまして、一度は黒百合ヒュッテに泊まってみたいとは思いつつ、混んでるのは堪忍。なので、今回もテン泊です。

10日は晴れ間も見えていたけれど…。
この夜、黒百合ヒュッテの入り口にある温度計は-10°の表示、以前の山行では-20°を超えていたから、これは幸い。テン泊でもシュラフに潜りこんでいればけっこう暖かく過ごせたのである。

11日は早朝から天候が優れず、
暗い内に出発して下りてきた人から、稜線では風が強いと聞き、行こか行こまいかしばし思案、…初天狗岳のメンバーが2名、ここまでとするのはちょいと気の毒。様子をみながら行けるところまでということで、準備をして出発する。
風がけっこう吹きつけるものの、視界不良というほどでもなく、これならいけると判断、東天狗岳山頂へ。

東天狗岳山頂にて。

でもまあこんなんなんで、西天狗はやめておきます。
天候が優れぬ中、何とか東天狗には登頂できたけれど、山頂からの眺望がお預けとなったのは残念無念、またの機会に。
2015-01-07
007の次回作
007の次回作タイトルは「スペクター」なんですと。
うーん、これはそそられる。
現代版のブロフェルドはどんなんやろう。
誰が演じるのかな。
まあ、まだまだ先のお話ではありますが。
「スカイ・フォール」のラストはMが男性にチェンジ、ミス・マネペニーが復活したりで、ヤングなジェームズ・ボンドの終焉を予感させた。
イアン・フレミングの原作の順番とは異なりますが、映画の初作「ドクター・ノオ」に通じる感じでしたね。
ダニエル・クレイグの「カジノ・ロワイヤル」はフレミングの原作を忠実に取り入れつつ、現在の国際情勢にうまく置き換えていて、その出来は秀逸でした。
原作の順番でいけば、「死ぬのは奴らだ」、「ムーン・レイカー」、「ダイヤモンドは永遠に」、「ロシアより愛をこめて」・・・と続きますが、「ロシアより愛をこめて」以前の3作の映画版については、フレミングの原作とはかけ離れてましたからね、「カジノ・ロワイヤル」に習って原作に忠実に再映画化すれば面白いものになるのでは、なんて妄想する今日この頃。
そうそう、007シリーズ最終作(フレミングの遺作にあたるのかな)「黄金の銃を持つ男」の映画版もかなりあさってな内容でした。これもそのまま映像化すれば面白いと思うのだが。
2015-01-03
2015-01-02
ドキュメント 御嶽山大噴火
| ドキュメント御嶽山大噴火 --生還した登山者たちの証言を中心に救助現場からの報告と研究者による分析を交え緊急出版!-- 【地図付】 (ヤマケイ新書) 山と溪谷社 山と渓谷社 2014-12-01 売り上げランキング : 9654 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
昨年秋の大惨事について、さほど時が経ていないながらも、ヤマケイから関連書籍が出版されていたので、御嶽山の今後を知る足しになるかなと、期待と興味もほどほどに入手した。
本書は、噴火の発生から10日間のドキュメント、この災害の中に身を置きながらも生還した被災者らの証言、専門の学者による科学的な考察、救助にあたった公的機関や小屋関係者の報告と提言、から成る。
巻末に掲載されている生存者が負うサバイバーズ・ギルドに関しての解説については、特に興味深く拝読した。
被災者や研究者、救助機関から提起されている災害に関わる対処法のいずれもが示唆に富むもので、山ヤを自認する身であれば、自らの心内に留めおくべき事柄と素直に思い至る。
夏のシーズンに2度訪れた御嶽山の山行は、自然に満ち溢れた様子や独自の山岳風景に魅せられて、個人的にはとても印象深いものだった。
以降も様々な山行きでかの独特の山容を眺めやるにつれ、そのうち機会があればまた、冬期にも一度登ってみたいもの、などと憧憬の念ばかりを膨らませていたように思う。
その日は山行には赴いておらず、テレビのニュースで噴火の第一報を知った。次第に詳らかになる過酷な状況を知るにつけても、登山を愛好していながら当事者感覚は希薄でいたって暢気、身近に感じていたはずの山が少しずつ遠くように感じられて残念な想いに支配されていたんだった。
本書を紐解いてみると、現場は想像していた以上に凄惨な状況であったことがうかがえ、誰にというわけでもなく、少しばかり恐縮の念がもたげてくる。
スター・トレック イントゥ・ダークネス
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テレビ・シリーズ「スタートレック」(私らの世代からすれば、「宇宙大作戦」なんですが)の前日譚、USSエンタープライズ号クルーの若かりし頃のお話、前作に続く第2弾となりますね。
前作もようできてましたが、こちらも同様の出来。私はトレッキーってわけではありませんが、かなり楽しめました。
敵役のカーンは、テレビ・シリーズが最初で、スタートレックの映画化2作目「スタートレックII カーンの逆襲」に続き三度目の登場です。
ベネディクト・カンバーバッチが演じるのは若かりしカーンということで、本作はカーンの起源を描くってエピソードなわけ。
監督のJ.J.エイブラムスは、スター・ウォーズの新作の監督に抜擢されてますから、新たなジェダイの騎士の冒険譚もかなりに期待できるのではなかろうか。
2014-12-29
アルピニズムと死 僕が登り続けてこられた理由 / 山野井 泰史
| アルピニズムと死 僕が登り続けてこられた理由 YS001 (ヤマケイ新書) 山野井 泰史 山と渓谷社 2014-10-24 売り上げランキング : 2515 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
アルピニズムって言葉、その響きはとても格好よく、何気に惹かれるものがあり。
山を始めてよりは折に触れ、幾度か検索の対象としてその意味するところを探りつつ、その都度、自らにはとてつもなく無縁の事柄であるとの認識を深めるばかり。 本書を読了してよりは、そんな印象を尚更新たにする。
少なくとも日々のたずきを成立させるべく、そのための職に就く者であれば、おいそれと口の端に上る用語ではあり得ないのでは。 私個人のあくまでも独善的な解釈でありますが。山野井さんであればこそ、語るに足る高尚な言の葉でありましょう。
登山ブームは「楽しむだけ」の登山者を生んだ。
ネット上には無数の「山」があふれ、
メディアはごぞって気楽な山を紹介する。
”同書より引用”
同書で綴られる数多の困難な山行より導き出されるもしくは語られる教訓(?)は私ら「楽しむだけ」の登山者には、あまりにもかけ離れた世界、そんな風に思われる。そこはやはり山野井さんならでは。
もちろん、読み物としてはけっこう読ませますし悪くありません。
実際、上に引用した続きがこれまた格好よく、著者の面目躍如な感じがあり更に引用したいところなれど、ある意味、同書のタイトルに起因するというか、ネタバレ的なとこがあるのでやめときましょう。
この5月のGW、その日の16時頃やっとこさ槍ヶ岳山荘に辿り着き、泊まりの手続きを済ませた私は、はてさてこれより本峰に登っておくべきかと小屋の前で思案していた。その折、ナント著者が目の前にいらっしゃったのでした。
同じく小屋の前にいた知り合いの方だったのでしょう、自ら「山野井です」って語られているのを聞きつけたってことなんですが、 真っ黒な顔をされていましてね、北鎌をやってこられたとのことでした。
自らはアルパインな山とは無縁ではあるものの、一ファンとしてはこれからも山野井さんの胸躍らせられる活躍に期待するわけであります。
投稿者 mktsan 時刻: 12/29/2014 0 コメント
2014-12-28
登り納めは比良の蓬莱山

本年の登り納めは、会友と一緒に比良の蓬莱山へ。
平バス停近くの登山口から入山して、琵琶湖を眼下に眺めながら権現山~ホッケ山~小女郎峠~蓬莱山~打身山までの稜線を歩き、ロープウェイには乗らないで、クロトノハゲを経由してJR志賀駅へ下山。
JR大阪駅近辺の居酒屋で反省会ならぬ打上げをもって、本年最後の山行は無事終了。
お疲れ様でした。
投稿者 mktsan 時刻: 12/28/2014 0 コメント
ラベル: 休日ハイク
2014-12-22
裏切りのサーカス
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いつの間にか廉価になってたんでAmazonにオーダーして入手する。
言わずもがなやけど、ル・カレの「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」を完全完璧映画化したもの。
先ずは、吹替えで鑑賞してみたけど面白さは変わることなし。
諜報戦を題材にした映画ではあるものの、アクションシーンは全くなく、様々な証言を収集しつつ調査をすすめ諜報部に巣食うモグラを炙りだすお話は、 ル・カレの原作を嗜んでなければ、とてつもなく退屈で辛気くさい印象を抱いてしまうかも。
まあ、一般受けはせえへんやろうねぇ、そんな映画です。
ピーター・ギラム役のベネディクト・カンバーバッチって、けっこう旬な俳優さんみたい。
一緒に入手した「スター・トレック イントゥ・ダークネス」でもクレジットされてます。
投稿者 mktsan 時刻: 12/22/2014 0 コメント
ラベル: DVD
2014-12-13
No Man's Land / Enrico Pieranunzi
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久方ぶりにこんなのを鳴らしつつ、片付けや明日の準備をしたり。
実際、ながらで聴くにはおしい内容、出来はとてもよろしいのでついつい音の方へ引きこまれて、手が止まってしまう。
エンリコ・ピエラヌンツィなんて、気分によってはスンナリ聴き入ることができなかったり。
Downな折は直ぐ様内省の渕に誘われ、Discをとりだすこともしばしばやけど本日は平常心。
贔屓のマーク・ジョンソンがサポートするピアノ・トリオなもんで、その繊細な音世界を楽しめた。
伊のSoulNoteレーベルにより、1989年に録音されたDiscでした。
投稿者 mktsan 時刻: 12/13/2014 0 コメント
ラベル: Jazz
2014-11-23
11月後半の赤岳
22、23日で八ヶ岳へ赴き、赤岳に登ってきました。
年初に続き赤岳は本年2回目。

初日は赤岳鉱泉まで。
当初、硫黄岳へ登ることも考えてましたが、時間的に中途半端。
テントを張ってしまうと、とてもその気になれず、小屋にて懇親会というかプチ飲み会を。

23日 赤岳山頂

実は2年前の同時期のような雪を期待して計画した山行でした。
(プレ)積雪期の赤岳へ
しかして、一度冠雪したもののその後幾日か晴れの日が続き、雪は溶けてしまったよう。
天候には恵まれ、眺望もバッチリやったし。
案外スラっと登れてしまい、それなり面白かったから良しとしませう。
山行記録はこちらに。
赤岳
投稿者 mktsan 時刻: 11/23/2014 0 コメント
2014-11-20
ロセアンナ / マイ・シューヴァル ペール・ヴァールー
| 刑事マルティン・ベックロセアンナ (角川文庫) マイ・シューヴァル ペール・ヴァールー 柳沢 由実子 KADOKAWA/角川書店 2014-09-25 売り上げランキング : 22957 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
刑事マルティン・ベックシリーズ第一作目の新訳です。
本国スウェーデンで出版されたのが1965年なのだと。
私が先の訳出本「ロゼアンナ」に始まる、いや、最初に読んだのはやはり「笑う警官」だったかな、マルティン・ベックシリーズを楽しんだのは1980年台後半の頃からだったかかな。
20数年ぶりに読み返してみても、少しも色褪せた感はなく、存分に楽しめてしまった。
当世の警察小説の原点(和物は特に)であることの認識を新たにする次第。
面白し。
あと8作楽しめるはず。
次が待ち遠しい。
投稿者 mktsan 時刻: 11/20/2014 0 コメント
ラベル: ミステリー
2014-11-03
大岩ヶ岳で読図と歩荷
天気が持ち直したこともあり、らしくないけど読図目的で大岩ヶ岳に赴く。
ついでに20kgほど担いでおきました。

千刈貯水場から山域に入場。

大岩岳

低山ながら山頂からの眺望はよろしいです。

いい気分転換になりました。
投稿者 mktsan 時刻: 11/03/2014 0 コメント
ラベル: 休日ハイク
2014-11-02
誰よりも狙われた男 / ジョン・ル・カレ
| 誰よりも狙われた男 (ハヤカワ文庫NV) ジョン・ル・カレ 加賀山 卓朗 早川書房 2014-09-10 売り上げランキング : 4260 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
不覚だった。ル・カレの翻訳が出ていたとは。
本書が訳出されたのは昨年らしい。
文庫化のインターバルが短かすぎるのは、映画化され本邦での公開にあわせるとの事情かな。
単行本だと、お財布事情よりも、手軽に持ち歩き難いのがネック、手を出しにくいんである。
何はともあれ、文庫サイズでル・カレ作品が提供されるのは有難いことこの上なし。
9.11テロ以降、それぞれのお国事情はありながらも、欧米のイスラム急進派へ対抗する姿勢は緩むことはなさそう。
加えて、昨今のイスラム国を巡る非道なあり様を知るにつけ、日の本の国の市井人なりに仄かな危機感を抱きつつ、本書を紐解いたわけ。
自らの意思に関わりなく、諜報活動の駒となるべく取り込まれていく登場人物らの姿が労しい。
国家の中枢を司る公的機関、いや諜報機関であればこそ?人権に関わる事柄には厳格すぎるはずの欧米諸国であれ、裏腹に”テロとの戦い”が錦の御旗となれば正邪の区別は蔑ろ、かような行動規範が凄まじく描出されている。
いやまあ、とにかく読まされる。
尚且つとことん面白い。
巻末の解説によれば、ル・カレってもう80歳を越えているのだと。
未だ衰えることなく、混沌の国際情勢を踏まえ、知と眩惑に満ちたロマンを紡ぎだしてしまう御大の力量に今更ながら感服する次第。
さて、読み終えたんで映画を観に行きますか。
投稿者 mktsan 時刻: 11/02/2014 0 コメント
2014-11-01
How My Heart Sings! / Bill Evans
| How My Heart Sings! Bill Evans Ojc 1989-02-24 売り上げランキング : 21787 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
先の2枚にがっくりし、やるせない気分でこんなのを鳴らしてみますと、もやもや感は瞬時にして吹っ切れてしまうから不思議なもんです。
決して季節の変わり目や雨模様の折に合うってわけではありませんけど、こういうのは何時であれしっくりきます。
ビル・エヴァンスは偉大やね。
投稿者 mktsan 時刻: 11/01/2014 0 コメント
ラベル: Jazz






